口喧嘩になったけど、言い返せないくて悔しい…
なんとか相手をやり込めて言い負かしてやりたい!
こんな人のための記事です。
結論を言うと
自分の非や理不尽さを認めさせ、言い返せなくさせる「ソクラテス式問答」を使えばOKです
これは、メンタリストDaiGoさんが著書「超客観力」の中で質問を使って相手に深い思考を誘導する方法として紹介しているものです。
この記事では「ソクラテス式問答」の使用方法を、実体験を踏まえて解説していきます。
口喧嘩に勝つ方法「ソクラテス式問答」とは何か?
ソクラテス式問答とは、質問を使って相手に深い思考を誘導する会話術です。
詳しく説明すると
- 口喧嘩をしたがる人間は「自分は常に正しい」と思っている
- そのせいで「間違っている」と指摘されるほど、意固地になり喧嘩になる
- 他人から指摘されるのがダメならば、自分で間違いに気付かせればいい
- 自分で気付き理解したことならば、誤りを素直に受け入れやすくなる
これが「ソクラテス式問答」です。
流れはわかったけれど、実際にはどうすればいいのかな?
これから「ソクラテス式問答」の具体例を7種類ご紹介します。
全てを覚える必要はありません、
ひとつだけでも使えるので、覚えないのは損ですよ!
口喧嘩に勝つ方法「ソクラテス式問答」7つの質問
- 明確化の質問
- 初期設定の質問
- 前提の質問
- 証拠の質問
- 影響の質問
- 視点の質問
- 結果の質問
の7種類。
あえて「質問」としている理由は、相手の攻撃に対して攻撃で返したら、同じレベルになってしまうから!
言い返したい気持ちを抑え、冷静な質問で相手からHPを奪いましょう。
「攻撃しない=証拠はない」つまり完全犯罪です。
相手を傷つける言葉を一切使わず、確実に潰すことができるので、効果は抜群だと思います。
①明確化の質問
目的:相手の考え方や知識の境界線をはっきりさせる
会社で朝ラジオ体操が流れます。始業時間前なので自由参加となっています。
それにも関わらず…
ちょっとあんた、ラジオ体操するのが嫌なら経営者になりなよ!この部署は甘いけどほかの部署ならクビなんだからね!
(要約:ラジオ体操に参加しないなら、辞めて自分の会社をつくれ)
明確化の質問をするとこうなります
じゃあもっと具体的に教えてください。他の部署でクビになったのは誰ですか?
答えられなくて言葉につまったり、わけのわからないことを言ったりしたら笑ってあげればOKです
②初期設定の質問
目的:その問題を解決して、どうしたいのか方向性を確認する
ちょっとあんた、ラジオ体操するのが嫌なら経営者になりなよ!この部署は甘いけどほかの部署ならクビなんだからね!
ラジオ体操をしないことと、経営者になることにはどんな関係性があるのですか?
会話の矛盾している部分をみつけて、説明してもらいましょう
③前提の質問
目的:問題についてどんな思い込みがあるのか掘り下げる
俺の担当の会社に勝手に連絡しただろ!いいかげんにしろ!
自分の考えを疑おうとは思わないんですか?
勘違いだ!ではなく、相手に考えてもらいます
④証拠の質問
目的:相手が言っていることの証拠や知識が正しいのか確認する
俺の担当の会社に勝手に連絡しただろ!いいかげんにしろ!
事実だと思うなら、その理由を説明してください
言い切るだけの根拠があるはずなので、それを教えてもらいましょう
⑤影響の質問
目的:相手が主張している証拠の出どころを確かめる
あたしに文句があるなら直接言いなよ!影でコソコソ悪口言ってむかつくんだよ!
それはあなたの自信の考え?それとも誰かから聞いたのですか?
言い返したら同類。上手に話題をそらします
⑥視点の質問
目的:第三者の視点を使って考え直させる
あたしに文句があるなら直接言いなよ!影でコソコソ悪口言ってむかつくんだよ!
あなたはそう思うでしょうが、他の人はこの状況をみてどう感じていると思います?
相手の視点を第三者にずらすことで、冷静にさせる効果があります
⑦結果の質問
目的:相手の言う通りにしたあと、どんな結果や効果が得られるのか
いいから謝りなよ!あやまって!
私が謝ったら、どうなりますか?当然あなたも謝ってくれるんですよね?
謝る、謝らないのループで相手を困らせましょう
実際に使ってみた結果【体験談】
実体験①消しゴムを投げられた
学生時代の話です。
「人間関係リセットされた」で紹介した女性と一緒にいたとき、授業中に後ろから消しゴムをちぎって投げられる体験をしました。
ほうっておいたら、休み時間に「ボスキャラ」から呼び出され、なんやかんや文句を言うので
それって資源のムダだよ?
と、だけ伝えると「う…確かに…」
いいタイミングでチャイムが鳴ったのもありますが、それ以降消しゴムを投げられることはなくなりました。
「ソクラテス式問答」⑥視点の質問を使い、視点をずらしたことでなんとか回避できました。
同じレベルで言い返していたら、大事になっていたかもしれません
実体験②ぶつかったから、謝れ!
同じく学生時代の話。
上記の女性と歩いていたら、同級生が「ぶつかったんだよ謝れよ」と、いきなりキレてきたことがありました。
「傘が当たった、謝れ!」というので、素直に
うん、ごめんね。じゃあさ、今度はキレたこと謝ってくれる?
と伝えると「なんでだよ」
「あれ?でもこっちは謝ったよね。おかしいよね?謝ってよ」
言葉につまった同級生は「おぼえてろよ!」(いつの時代?)と去っていき、その後絡まれることはありませんでした。
これは「ソクラテス式問答」⑦結果の質問にあたると思います。
必要な変化は、自分自身でつかみ取ろう!
最後に
「ソクラテス式問答」の基本的な使い方を説明しましたが、状況に応じて使い分けることで相手は勝手に自滅していくはずです。
職場などではあまりキツイ事もいえないでしょうし、今回説明したようなやんわりとしたテイストで試すことをおすすめします。
相手に考えさせ、言葉を詰まらせることができたなら、めんどくさい人に絡まれる可能性は格段に少なくなると思います
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どれか1つでも覚えておくと、ずいぶん心が軽くなりますよ♪
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