【いじめられる方にも問題はある】これを読んで同じ事が言えますか?

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いじめられる方にも絶対問題はある。問題がなければいじめられるなんてことないからね

調べてみると、あるアンケートでは75%もの人が「いじめられる方にも問題はある」と答えていたことがわかりました。

いじめをなくそうと誰もが言いますが、その意味は「いじめられる側が、悪い所を治せばいい」ということなのでしょう。

どちらが正しいかは人それぞれです。しかしいじめる人間がいなければ、いじめは起こらないはずです。

今回はなぜ、いじめはどんどん広まるのか、いじめる人間はどうしたら変わるのか、悩みを忘れる方法など心理学を使ってお伝えしていこうと思います。

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なぜ、いじめる人数はどんどん増えるのか

否定

他人の良い所は見つからなくても、嫌な所は簡単に見つけられてしまうのです。

好きな所は1つの共感

例えば仕事のできる新人が入ってきたとします。

その時の評価が「覚えるのが早い」だとすると、たいてい他の人も口をそろえて「私もそう思ってた、覚えるの早いよね」と言い出します。

誰かに紹介するときも「この人は覚えが早いから大丈夫」というように、人は他人をほめる時はたいてい1つの項目です。

普段の会話で「いや、あの人はパソコンも凄いんだよ」「違うよ英語だって話せて」と、どんどんでてくるのはあまり見たことがないですよね?つまりそういうことなのです。

人は他人を褒めるときには、1つの事柄に「私もそう思う」と共感するのです

嫌いな所は無限の共感

誰か1人、仕事のできない新人がいたとします。

評価が「やる気がない」だとしても、他の人からは「あいさつしない」「電話を取らない」「愚痴が多い」など様々なことを言い出すでしょう。

そして本人が居なくなった後「えー、そういう所もあるんだ」と悪口の数は無限に広がります。

そして数多くあるうちの1つでも共感できれば「私も嫌い」と賛同する人が集まり、嫌いなところは人の数だけ無限に広がっていくのです。

人は他人を嫌うときには、多くの事柄に「私もそう思う」と共感のするのです

いじめる側を、変えるための心理学

悩み

いじめの目的は何か考えます。

いじめる側を変えなくてはいけない理由

いじめられるほうに問題があるとしたら、学校ではいじめられているけれど塾では仲良くやっている子や、芸能人で人気のある子がいじめられることに説明がつきません。

さきほど説明したように、人を嫌う理由は無限にあるため、いじめられる側がどんなに自分を変えても対応しきれないのが現実なのです。

ですから問題を解決するには、いじめられる側ではなく、いじめる側の考えを変えることが必要になってくるのです。

いじめられる理由は存在しない。あるのは「いじめをしたい」という目的だけです

いじめる人間はどうすれば変わるのか

まずいじめをする人間が、いじめをすることで何を得ようとしているのか、何を望んでいるのか考えることが必要です。

塾ではうまくいっている子、芸能人で人気のある子が気に入らないという気持ちは、羨ましいという感情の裏返しといえるでしょう。

自分はいくら努力しても成績が悪くて母親に怒られているのに、あいつは涼しい顔で自分よりもいい点数だから気に入らない。

自分はあまり母親にかまってもらえないのに、芸能人のあいつを母親がいつも褒めている。

自分に満たされない気持ちを他人が満たしていると、それだけで羨ましく、攻撃したくなる。

この場合は嫉妬が原因となるでしょう。

それとは別に「自分より不幸な人をみたい」という感情から人を傷つけることもあるでしょう。

いずれにしても、いじめられる人間とは関係ない所が原因で、いじめは起こっているのです。

これを解決する方法は、いじめで得ようとしていた目的を達成させることしかありません。

●自分は勉強しても成績が悪く、いつも母親に怒られているのにアイツは親に怒られない。
▶テストの点が悪くても叱られたくない
●母親が、自分かまってくれないのに芸能人のアイツのことはいつも褒めている。
▶母親に褒めてもらいたい

このような目的がきちんと満たされれば、いじめたいという気持ちも抑えらるようになるはずです。

自分が幸せだと、人にも優しくできるのです

いじめと戦えない理由

弱さ

戦わないんじゃない、戦えなくなくする効果がいじめにはあるのです。

いじめのマンネリ化

心理学では、学習性無力感と呼んでいます。

  • 学習性無力感とは
    抵抗できない大きなストレスを受け続けると「何をしてもうまくいかない」と諦めてしまい、無気力になること

つまり最初は抵抗していても、解決せずにいじめが続くと「どうせ解決しない」や「ダメ人間だからイジメもしょうがない」と思ってしまうということです。

本当は何も悪くないのに、毎日自分を否定されると「自分が悪い」と思い込まされてしまうというのは洗脳にも近く、とても恐ろしいことなのです。

同様にいじめる側も、毎日他人をいじめ否定し続けていると「自分は正しい」と思い込むようになるのです。

慢性的ないじめは、いじめる側から罪悪感を奪うので、どんどんエスカレートしていきます

いじめは人から思考力も奪います

自殺する勇気があるなら何だってできるのに

このような発言をする人は、本当に病んだ経験のない人です。

過去のいじめをバネにして成功している人はたくさんいますが、何かを変えようという力は状況が改善されなければ出てこないのです。

辛い時間の間は「学習性無力感」により、いじめは受け入れるもので変えるものではなくなっています。

さらに自分が悪い、ダメ人間、生きている価値がない、など正常な思考も働かない状態です。

「いじめで認知能力や判断能力が下がる」という実験結果があるのですが、メンタルが落ちている時には、正常な判断ができないのです。

そのため解決方法に「死」しか思いつかなくなってしまうのです。

自殺は勇気ではありません、思考力が低下しているからそれすらわからないのです

悩みを忘れる、落ち込んだメンタル改善法

青空風船

呼吸法 20~30分

ゆっくりと呼吸をします。目安は1分間に4回~6回くらいです。

10秒かけて、1回の呼吸をしてみましょう。4秒かけて吸って、6秒かけてゆっくり吐けば完璧です。

目を閉じて、背中を伸ばす。胸を張って呼吸をしてみましょう。これだけで、うつが改善される効果が分かっています。

ネーミング・ウォーク 20~30分

「目に入った物に名前をつけながら歩く」だけです。

要はただの散歩ですが、注意点を2つ上げておきますね。

  1. 1つの単語で付ける
    〇電柱、タワー、ポぺ(意味のない言葉はOK)
    ×大きな電柱、かわいい猫、固有名詞
  2. 無言で行う

以上です。間違っても固有名詞を考えるのはやめましょう。

なぜなら、いつも考えている「あの嫌な人の名前」を思い出してしまうからです。

意味のない事を考えていると、それ以外の余計なことは考えられなくなります。

つまりそれは、悩みを忘れるのと同じこと。

少しの時間でも、嫌なことを考えずに済むのはメンタル改善に役立つでしょう。

いじめられる方にも問題はあるのか

公園

いじめられている人間はいくら指摘された所を直しても、指摘は無限に増えるので追いつくことができません。

そして疲れていじめを受け入れることは、いじめは正義だと感じさせ、さらにエスカレートしていくのです。

卵が先か、鶏が先か…。

いずれにせよ「いじめられる方にも問題はある」と平気で言えてしまう人は、日常生活に不満のある、いじめっ子予備軍なのかもしれません。

 

いじめる目的についてちょっと少なかった、もう少し知りたい人はこちらでも解説しています。
【課題の分離】いじめに対する考え比較!トラウマとどう向き合うか

参考資料

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