仲良くなりたいだけなのに、尽くしすぎて怖いって言われるんだけど、どうしてかしら
嫌なヤツをどんどん疎遠にしていて、気付いたら友達が一人もいなくなっちゃったよ…
こんな人のための記事です。
仕事でも、日常生活でも「人間関係がうまくいかない」のはツライもの。
- どうせうまくいかない
- 相談できない
- 全部自分が悪い
こんな風に考えて、落ち込んでいるあなた
私も対人関係をうまく作れず、自分のことが大嫌いでした
この記事は、「子どもの時に母親から受けた愛情の量」から分析した性格診断「愛着スタイル」について書いています。
私自身、毒親に育てられたので
- 育てられ方で変化する性格
- 性格を改善する方法
をまとめました。
現在進行形でツライ思いをしている人の状況が、少しでも解決に向かえばいいな、と思います
「愛着スタイル」とはなにか?
愛着スタイルとは、幼少期に母親(養育者)から
- どれだけ愛情を受けたか
- どれだけ親を頼りにできたか
で、大人になってからの対人関係のパターンが決まる、とした性格診断。
現在、心理学で信憑性があるのは、愛着スタイルとビッグファイブテストと言われています
愛着スタイルでの性格パターンは
- 安定型
- 不安型
- 回避型
の3つです。
それぞれの特徴は
安定型:人を信頼してコミュニケーションがとれ、良好な対人関係を築ける。
不安型:自分に自信がない。人と深く関わりたいが、他人の顔色をうかがってばかりで行動できない。
回避型:人を信用できない、本心を明かさない。自分で何でもできるため、人と距離を置こうとする。
安定型は母親から十分な愛情を受けた性格で、これが理想の型となります。
反対に、不安型と回避型の人は、人間関係が辛くなるといわれています
人間の性格なので、「あなたは〇〇型!」とはっきり分類するのは難しく、3つのスタイルを持ち合わせている人がほとんどです。
ですから、安定型じゃないからダメ、ということはなく良い面だけの人も、悪い面だけの人もいないということです。
マイナスの性格を気にして落ち込むよりも、自分の良い部分を伸ばす努力をしていきましょう♪
安定型「育ち方と性格傾向」
安定型の育ち方
安定型の性格:人を信頼してコミュニケーションがとれる。良好な対人関係を築ける。
安定型になる環境は
- 親をいつでも頼りにできる
- 求めるときには、いつも母親が愛情を注いでくれる
- うまくいかないことは母親が助けてくれ、解決できる
などです。
このような環境で育つことで「困った時には、必ず誰かが助けになってくれる」と信じられる性格に育ちます。
親との繋がりが安定していると、不安が少なく情緒が安定していきます
安定型の性格傾向
安定型の人は基本的に人間を信じています。
問題が起きた場合には、すぐに助けや慰めを求めることができるのが特徴です。
突然キレる人がいても、「自分のせいかも」「どうしよう」と動揺することはなく
あの人には何か問題がある、気をつけよう
と冷静に分析できます。
客観的に判断することができるので
- これをしたらどう思われるだろう
- 嫌われるのが怖い
など、必要以上に人の目を気にしません。
自分のことを、助けてもらう価値のある人間と認識しています。
客観的に判断して、人と健全な距離を取ることで対人関係が◎
不安型「育ち方と性格傾向」
不安型の育ち方
不安型の性格:自分に自信がない。人と深く関わりたいが、他人の顔色をうかがってばかりで行動できない。
不安型になる環境は
- 時々しか親を頼りにできない
- 母親が受け止めてくれることもあるが、突き放されることもあった
- 親との繋がりが不安定
などです。
このような環境で育つと「相手の気を引きたい」と注目をあびたくて、問題行動を起こします。
うまくいかないことがあると
- 助けてくれないのではないか?
- このまま見捨てられるのでは…?
と、相手の気持ちを確かめずにはいられません。
常に誰かの顔色を伺い、不安を感じている状態では情緒が安定しないのも当然です
不安型の性格傾向
不安型の人は安定型とは違い、相手が不機嫌なのはすべて自分のせいと考えるので、うまくいかないと
何かまずいことを言っちゃった…怒らせたから何とかしないと。でも、どうしたらいいのかしら
と動揺してしまいます。
人と深く関わりたい、と望んでいるものの
- 自分に自信がない
- 顔色をうかがってばかりで行動できない
- 気分にムラがある
- 恋愛では熱しやすく冷めやすい
傾向があります。
深く付き合いたいが、捨てられるかもと不安になり、依存といえるほど相手に尽くすのもこのタイプです。
嫉妬や束縛、支配をしますが逆効果となり、本当に相手が離れていってしまいます。
一人になるの怖い、嫌われたくない、見捨てられたくないと執着するより、もっと自分に自信を持っていこう
回避型「育ち方と性格傾向」
回避型の育ち方
回避型の性格:人を信用できない。自分の話をしない。自分で何でもできるため、人と距離を置こうとする。恋愛ではクールでミステリアス
回避型になる環境は
- 全く親に頼れなかった
- 人に甘えてはいけないと言われた
- 母親が気にかけてくれない
- 人との繋がりがほとんどない
といったものです。
このような環境で育つと、人に助けを求めてもムダ、誰にも相談せずに何でも一人で決めるようになります。
人から助けられた経験がないため
- 誰かに頼ることを知らない
- 自分で何でもできるようになる
ようになります。
一見、自立したしっかり者に見えますが、人を信用できずに頼れないだけなので、ツライことを溜め込んでしまいます
回避型の性格傾向
回避型は他人は当てにならないと考えているため、必要以上の繋がりは持たず、一線を引いています。
人間はいつか絶対に裏切る、信じられるのは自分だけ。切られる前にこちらから切ってやる
自分の事はあまり話さず、自分の領域に入ってきてほしくないと考えているのも特徴です。
さみしい、と感じても
- 慰める人間も所詮、口先だけ
- 本音を他人に言いたくない
- アドバイスは受けたくない
- 弱みをみせたら嫌われる
と、自分から行動できません。
距離をおいて人間関係を作るため、気が付けば友人がほとんどいない状態に。
人間よりも動物を溺愛する人が多くみられるのもこのタイプ
子どもの頃から、「他人が自分を助けてくれる」という経験をしていないため、誰かに助けを求めるという発想がありません。
不安型は人と深く付き合うことを願っていますが、回避型は人を信用できないと最初から距離をとっているのが大きな違いです。
不安型と回避型の「改善法」
愛着スタイルは一生でほとんど変化しないのが、信憑性が高いといわれる由縁です。
一生変わらないってことは、私は死ぬまで人間関係で悩み続けるのね…
それは大きな間違いです!
最初に書きましたが、人の性格を「あなたは〇〇型」とはっきり分類するのは難しく、3つのスタイルを持ち合わせている人がほとんどです。
つまり、
自分の悪い部分をなくしていけば、良い面が残って「安定型」に近づくことが可能。ということです!
これまで説明した愛着障害の特徴は
- 情緒面で傷つきやすく、感情が不安定
- 他人の言動に過剰に反応する
- 過度に人の顔色をうかがう
- 他人を信用できない
- 人との距離感がわからない
- 自分に自信がない
などでした。
あてはまる部分に気付いたら、その都度「これはダメ」と注意すればOKです。
まずは自分の行動を意識して、少しずつ性格を変えていきましょう♪
①不安型の改善法
「自分は自分、人は人」と分けて考えることが大切です。友人や恋人が常に一緒に居ないのは普通のことです。
不安型の人は、少し連絡が取れないと「このまま離れていく」と不安になるかもしれません。
だけど、自分が求めたものが必ず返ってくるとは限らない、相手を信じていつもより少しだけ長く我慢してみよう
距離を置いても相手が離れない、と確認できたら少しずつ成功体験を増やしましょう。
不安になったときには「いちど我慢できたのだから、今日もきっと大丈夫」と成功体験を思い出すのがポイントです。
回数を重ねると、自然と相手を心から信用できるようになり、不安を感じる回数は少なくなっていくはずです。
失敗しても落ち込まない!嫌なことは数えないのが成功のコツ
我慢をしている間は、趣味など別のことに目を向けるようにするのがオススメです。
個人的には
- アニメやドラマを一気にみる
- お菓子をつくる
- 部屋の模様替え
- ゲームをする
などに効果がありました。
執着を捨てて一人の時間を過ごせるようにならないと、本当に人が離れていってしまいます。
おいしいものを食べて幸福感を得るなど、自分なりの不安対処方法を探してみてくださいね
②回避型の改善法
未来の自分を想像しましょう。
今は困っていないかもしれませんが、老後など、気付いたとき本当に一人になっているかもしれません。
人間は信用できない。と、全てまとめてしまうのではなく、ひとりでもいいので信じてみることです。
相手に信頼されるには、まずは自分が信頼していることを示すべし!
人を避ける理由として、表向きは
- どうせ何もしてくれないし
- 裏があるかもしれないし
- いつか離れていくに違いない
と言っているかもしれません。
ですが、本当の理由は嫌われたり、傷つきたくないための自己保身です。
今は「他人に時間を使うのはもったいない」と感じるかもしれませんが、与えられるだけが人間関係ではありません
鬱陶しく感じるかもしれませんが、自分の都合だけに合わせてくれる人は、どこにいってもみつかりません。
友人も恋人も、歳を重ねるほど作りづらくなります。独りぼっちになってから、寂しいと言っても遅いです。
自分の話を聞いてもらったら、同じ時間だけ相手の話も聞く。他人と共有する時間を意識的に作作ることで回避型は改善されていくはずです。
少しの変化でも、長く続けることで効果がでること間違いなし!
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落ち込むよりも、次につなげる工夫をしていきましょう♪
ではまたっ!
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