最近仕事の疲れが取れないのは何でだろう…
こんな人のための記事です。
もしかしたら、それは身体の疲れではなく
- 精神的に疲れている
- 心が疲れている
のかもしれません。
心の疲れは気付かないうちに消耗するので、自分では気が付きません!
身体と同様、心の体力が消耗すれば
- 身体の疲れ
- 集中力の低下
は起こります。
この記事は「心のエネルギー」の消耗を防ぐ方法と、回復法についてお伝えしようと思います
心のエネルギーは、いつ消費されるのか
精神科医のカール・グスタフ・ユングは「心がエネルギーである」と提唱しました。
ユングによれば、心のエネルギーには
- 意識
- 無意識
の2種類。
どちらの場合も、エネルギーは消費されると解きました。
意識の場合、マンガを読みたかったけれど、夜12時を過ぎていたから我慢して寝た。
このときの
- マンガを読みたい
- でも我慢しなければ
と、考えるのに「心のエネルギー」が使われます。
自分の欲求を我慢したときに、エネルギーを消費する
無意識の場合、寝ようと思って布団に入ったら、会社で言われた嫌なことを思い出した。
気がついたら嫌なことを思い出していた。
という場合にも心のエネルギーは使われていると説きました。
具体的には
- 義務感
「~しなければならない」 - 悩み
「どうしよう?」「迷い・選択」 - 睡眠不足
「思考力低下」「モチベーション低下」 - 肉体疲労
「だるい」「痛み」
このとき、エネルギーは使われています。
自分の気付かないうちに、心はどんどん消耗してる!
これが、「なんだか疲れがとれないなぁ」と感じる原因です。
休日疲れて寝てしまうのは、心が消耗してるから
上の図を使って説明します。
1日に使える心のエネルギーが100とします。
- 仕事で60%
- 家事で40%
この場合、ちょうど100%なので、寝れば疲れは全快します。
仕事でミスがあり、普段よりもエネルギーを消費しました。
- 仕事で80%
- 家事で40%
家事も手抜きはできません。
家事は減らないのに仕事のストレスが増えれば、心のエネルギーは20%オーバーです!
これを月曜から金曜まで繰り返すと「20%×5日=100%」
休日はエネルギー補充のために寝るだけ。となってしまいます。
心は計算通りにはいきませんが、心のエネルギーが不足すれば、疲れがとれないのは当然ですね
心の疲れが数値でわかる?
香川労災病院では、疲労を脳の画像から観察した研究を発表しました。
実験方法は
- はじめに疲労の自覚症状をチェックしてもらう
- 自覚している疲労度と脳の血流量の関係を調べる
というものです。
結果、
- 疲労(心労)を感じている
- 睡眠不足
のとき、脳の血流はうつ状態の脳に似る。
ということがわかったのです。
具体的には、前頭部。あと頭頂部にも血流低下がみられました
驚くのは、脳の血流低下は、疲労の自覚症状がない人にも起こっていたこと。
自分でも気が付かない心の疲れが、脳の血流には表れる、ということがわかりました。
心の疲れ=血流低下
ということは、脳の血流をよくしたら疲れがとれるのかな?
心の疲れで血流が悪くなるのなら、血行をよくすることで心のエネルギーは回復します。
ですがどんな方法がよいのでしょうか?
ここからは具体的な方法を紹介していきましょう。
心のエネルギーの「回復方法」
心のエネルギーを回復させる方法は
- 楽しいことをする
- リラックスする
- 質の良い睡眠
- 運動
があります。
①楽しいことをする
- テーマパークで遊ぶ
- 趣味に没頭する
- 目標を達成する
など。
身体は疲れているのに楽しいことをした後は、気持ちが前向きになりますよね。
これは心のエネルギーが補充されているからです。
「めんどくさい」と、後回しにしている事をやってみるのも良いでしょう。
はじめてしまえば、案外楽しくなりますよ!
②リラックスする
- 森林浴
- 散歩
- ぬるめのお風呂
- ヒーリングミュージック
ゆっくり、のんびり過ごしましょう。
ローズマリーのアロマオイルには、脳の血流を上げる効果があるのでオススメ
③激しい運動
当然ですが、運動すれば脳の血流も上がります。
- 全速力で階段を駆け上がる
- その場でダッシュ
- なわとび
なんでも構いません。
できれば、短時間で激しい運動が効果的
激しい運動のあとに嫌なことを考える余裕はありません。
心の疲労で低下した脳の血流を運動で戻してあげることにより、心のエネルギーを回復させることができるのです。
運動した後スッキリするのは、血流がよくなった証拠です♪
④睡眠
本当に眠くて仕方がないときは、思いっきり眠りましょう。
- ✕めんどくさい
- ○眠い
この二つは似ていますが、全く違います。
心が疲れていたり、睡眠不足だったりするときの脳はうつ状態に似ていると書きました。
うつ病から回復するときは、1日15時間など長時間の睡眠をとることが知られています。
それだけ睡眠には効果があるということ。本当に眠い時は我慢しないでたくさん眠ってOKです
心のエネルギーの「節約方法」
①選択する回数を減らす
人は1日に3万5千回選択をしている、といわれています。
- 何を着よう
- 合わせるバッグは?
- ランチのメニュー
- 仕事の優先順位
と起きている時間はずっと選択の繰り返しです。
「選択=悩むこと」「決めなければいけないこと」が多いと、それだけ心に負担がかかります
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが、毎日同じ服を着ていたのは有名です。
彼らは心の負担を減らすために、服を選ぶ「選択肢」を減らしました。
毎日というのは極端ですが
- 服のローテーション
- 仕事の順番
- ランチに食べる物
を決めてしまうのもアリ。
できるだけ、悩む回数を減らすことが大切です。
悩むことや選択する回数を減らすには、片付けも効果的です!
②習慣化
規則正しい生活がいちばん、生活のリズムを決めましょう。
- 食事の時間
- お風呂の時間
決めてしまえば、考える必要はありません。
習慣にするのが、節約のコツ
仕事でも
- テンプレート
- フォーマット
を自分なりに作ります。
必要事項だけ入力するなら、心の負担なく仕事が進められるでしょう。
思い立ったときが、やり時ですよ!
心のエネルギーの「維持方法」
ここでは「悩みを忘れる方法」を紹介します。
人間は二つのことを同時にこなすほど、器用にできてはいないのです。
やり方は簡単で、難しい計算をしながら読書できないのと同じ、
頭の中に何かを入れれば、悩みを忘れることができるのです
①擬音語を使って考える
擬音語とは
- ワクワク
- ウキウキ
- ルンルン
- デレデレ
- ドキドキ
などのこと。
会話の中に入れるのが一番ですが、心の中で考える時だけでも効果はあります。
注意点は、マイナス感情の擬音語、しくしく、めそめそは使用しないこと。
オノマトペで気持ちが明るくなる、余計な考えが入らなくなるので、悩むヒマがなくなります♪
②言葉を反対から思い浮かべる
内容は何でも構いませんが、動物の名前など名詞がよいでしょう。
- パンダ
- うさぎ
- ライオン
室内でいいので歩きながら、反対から思い浮かべましょう。
- ダンパ
- ぎさう
- ンオイラ
となりますね。
バカバカしくなって、他のことをやりたくなったら大成功です。
注意点は、人の名前は避けること。会社の嫌な人を思い出してしまいます!
この他にもネーミングウォークや、呼吸法といった悩みを忘れる方法も紹介しています。⇩
心のエネルギーは「1度に使わず分散」させる
休日に寝てどんなにエネルギーを補充しても、悩めばすぐに減ってしまいます。
逃げるのはダメなように思われますが、悩みから目をそらすのは決して悪いことではありません。
悩みを忘れる方法を試し、元気のないときこそ階段を駆け上がる。
すぐに解決できない問題は、考えるのを意識してやめましょう。
どうしてもやめられない時は「〇時になったら好きなだけ悩んでいい。それまでは悩まない」と少しづつ悩まない時間を延ばしましょう。
真剣に悩みと向き合っても、なにも解決策がないことに気付いて終わるだけですよ
もっと具体的な方法は⇩
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普段の生活の中で心のエネルギーを節約できれば、休日に寝込む時間は少なくなると思います
ではまたっ!
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