【心が消耗】心的エネルギーの節約と回復方法を解説します

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最近仕事の疲れが取れないのは何でだろう…

もしかしたら、それは身体の疲れではないかもしれません。

精神的に疲れている、心が疲れているということはありませんか?

心の疲れは気付かないうちに消耗するので、自分では気が付きません。

心も身体と同様、体力が消耗すれば疲れて集中力が途切れたり、寝たくなったりするのです。

そこで今回は「心のエネルギー」の消耗を防ぐ方法と、回復法についてお伝えしようと思います。

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心のエネルギーとは何か

精神科医のカール・グスタフ・ユングは「心がエネルギーである」と提唱しました。

心のエネルギーとは

心のエネルギーは2種類

  • 意識
  • 無意識

マンガを読みたかったけれど、夜12時を過ぎていたから我慢して寝た。

この「読みたい」「我慢しなければ」と考えるのに「心のエネルギー」は使われています。

もう1つは、寝ようと思って布団に入ったら、気付かないうちに会社で言われた嫌なことを思い出していた、というような無意識にも心のエネルギーは使われています。

心のエネルギーがなくなると、休日疲れて寝てしまう

心のエネルギー

普段エネルギーを仕事で60%、家事で40%必要とする人がいたとしましょう。

家事と書きましたが、仕事以外に毎日しなければいけないことが40%あると想像して下さい。

この場合、ちょうど100%のエネルギーなので普段の睡眠で疲れは回復していきます。

ですが何らかのストレスで80% のエネルギーを使うようになるとどうでしょう?

家事は減らないのに仕事のストレスが増えれば、心のエネルギーは20%オーバーしてしまいます。

これを月曜から金曜まで繰り返せば「20%×5日=100%」休日はエネルギー補充のために寝て過ごすということになってしまいます。

心は計算通りにはいきませんが、疲れが毎日の仕事に影響すのは確かでしょう。

心のエネルギーを奪うもの・疲労は知らずに増えている

脳部位

心は自分の知らないうちに消耗しています。

心のエネルギーを奪うもの

普段何気なく考えているこんな思考が、ストレスになっています。

  • 義務感 「~しなければならない」
  • 悩み  「どうしよう?」「迷い・選択」
  • 睡眠不足「思考力低下」「モチベーション低下」
  • 肉体疲労「だるい」「痛み」

心の疲れが数値でわかる?

香川労災病院では、疲労を脳の画像から観察した研究を発表しています。

実験方法は、あらかじめ疲労の自覚症状をチェックしてもらい、自覚している疲労度と脳の血流量の関係を調べました。

すると疲労(心労)を感じている時や睡眠不足の脳の血流が、うつ状態の脳ととても良く似ていることがわかったのです。

具体的には、前頭部。頭頂部にも血流低下がみられました。

そしてこの血流低下は、事前のチェックリストで自覚症状がない人にも起こっていたのです。

つまり自分でも気が付かない心の疲れが、脳の血流ではわかってしまうというわけです。

前頭部って何をしているところ?
やる気、選択、決断、をする領域があります。
病気や怪我で前頭葉に障害が起きると、極端な場合一日中ぼーっとしてなにもしない状態になります。

心の疲れ=血流低下

心の疲れで血流が悪くなるのなら、血行をよくすることで心のエネルギーは回復します。

ですがどんな方法がよいのでしょうか?ここからは具体的な方法を紹介していきましょう。

心のエネルギーを補充しよう

アロマオイル

ローズマリーのアロマオイルには、脳の血流を上げる効果があります。

心のエネルギーを回復させる方法

楽しい気持ち

テーマパークで遊んだら、身体は疲れるのに前向きになる。これは心のエネルギーが補充されているからです

睡眠

うつ病から回復するときは1日15時間など、ものすごくよく眠ります。それだけ睡眠には効果があるということです。

運動

1番のおすすめは運動、その中でも短時間で激しい運動をすることです。

無意識に嫌なことを考えられないよう、全速力で階段を駆け上がるなどがよいでしょう。

運動をすると、脳の血流が上がります。

心の疲労で低下した前頭部の血流を、運動で戻してあげることにより、ベストな状態の脳に近づけることができるのです。

運動した後はスッキリした気分になるのも血流の効果です。

心のエネルギーの消耗を止める方法

心のエネルギーを増やすことは難しいので、節約する方法を考えましょう。

選択する機会を減らす

「選択=悩むこと」決めなければいけないことが多いと心に負担がかかります。

服装はどうしようか、それにあうバックは?どの仕事から手をつけるべき?

服はローテーションで決めたり、仕事の順番も決めてしまうなど、悩む回数を減らすことが大切です。

日常生活でも片付けをすることで、悩むこと選択することから抜け出すことができますよ。

【片付け】の心理効果!3つの質問で人生が変わる「選択術」

習慣化させる

毎日の作業の時間を決めてしまう。いつやろうではなく、決まった仕事ならやる時間も固定すれば、迷わないので余計なエネルギーは消耗しません。

自分のフォーマットを作る。メールのテンプレートを決め必要事項だけ入力すればいいようにしておけば、特に考えることもなく仕事ができるようにしましょう。

回復したエネルギーを維持させる・悩みを忘れる方法がある

前向き

頭の中が空っぽだから悩みが入ってくるので、他のものを頭に入れてあげればいいのです 。

人間は二つのことを同時にこなすほど、器用にできてはいないのです。

難しい計算をしながら読書できないのと同じ、悩まないように頭の中に何か入れてあげれば悩みを忘れることができるのです。

擬音語を使って考える

実はこのオノマトペ(擬音語)心理療法にも使われているんです。

ワクワク、ウキウキ、ルンルン、デレデレ、ドキドキ

口にだすのが1番効果的ですが、恥ずかしいなら心の中で考える時、できるだけ擬音をいれるだけでも効果はあります。

注意点は、マイナス感情の擬音語、しくしく、めそめそは使用しないこと。

効果としては、オノマトペを使用で気持ちが明るくなること、考えながら話すので余計な考えが入らなくなることがあります。

言葉を反対から思い浮かべる

内容は何でも構いませんが、動物の名前など名詞がよいでしょう。

パンダ、うさぎ、ライオン、できれば室内でもいいので歩きながら反対から考えましょう。

ダンパ、ぎさう、ンオイラ、というふうに。

注意点は、人の名前は避けること。会社の嫌な人を思い出してしまうからです。

この他にもネーミングウォークや、呼吸法といった悩みを忘れる方法は、こちらの記事で書いています。
いじめ撲滅【いじめられる方にも問題はある】100%否定の理由 

心のエネルギーは1度に全部使わず分散させる

休日に寝てどんなにエネルギーを補充しても、悩めばすぐに減ってしまいます。

逃げるのはダメなように思われますが、悩みから目をそらすのは決して悪いことではありません。

悩みを忘れる方法を試し、元気なないときこそ階段を駆け上がる。

すぐに解決できない問題を無意識に考えるのを、意識してやめましょう。

もし悩んでいるのに気づいたら、〇時になったら好きなだけ悩んでいいからそれまでは悩まない。

そう考え、いざ真剣にその悩みと向き合っても案外なにもできないことに気付いたりするだけなのです。

普段の生活の中で心のエネルギーを節約できれば、休日に寝込む時間は少なくなるでしょう。

ここまで読んでも何をすればいいかよくわからない、もっと具体的な方法を知りたい方はこちらで紹介しています。
【ストレス解消法】お手軽ランキング!あなたに1番合うのはどれ? 
悩みを忘れる方法をもっと知りたい方はこちら、ネーミングウォーク、呼吸法など紹介しています。
いじめ撲滅【いじめられる方にも問題はある】100%否定の理由 

参考文献

参考文献
ストレス評価システムにおけるオノマトペの有用性. 青山 慎 1,山岸 隼 1,三宅 仁 2. 1長岡技術科学大学 医用福祉工学研究室. 2長岡技術科学大学 体育・保健センター

不安障害治療における行動療法でオノマトペがなぜ有用か?内部感覚エクスポージャーにオノマトペを用いた実践報告
田中 恒彦, 岡嶋 美代, 小松 孝徳

働く人々の うつ・疲労を脳の画像から観察可能に
 解説版:「脳血流 99mTc-ECD SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)を用いたうつ病像の客観的評価法の研究開発」香川労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 小 山 文 彦

特別講義 ユングの心的エネルギー論
(1999年1月9日、日本ユング研究会月例会における特別講義)

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