元彼以上の人には一生出会えないと思う
元彼を忘れられない。だってすごく楽しかったし、幸せだったから
こんな人のための記事です。
元彼が忘れられなくて
- このまま誰とも付きえない
- 一生結婚できないかも
- あの時が幸せのピーク
なんて考え始めたら、なんだか不安になりますよね。
「私、このままだとヤバイ?」
「寄りを戻せば、本当に幸せになれる?」
あなたのその不安は、重要なアラームです
3か月たっても元彼がいい、過去が楽しいと思っているのは、思い出美化の危険信号。
この記事では、そんなあなたに
- 元彼でなくても良い理由
- 思い出が書き換えられている
ことについて解説します。
ヤバイ事になる前に、早め早めに手を打ちましょう!
【思い出は美化】記憶が変わるメカニズム
ハーバード大学の心理学教授、ダニエル・L・シャクターは「なぜ、あれが思い出せなくなるのか」という本でこう書いています。
今思っている感情にあわせて人は過去の経験(記憶)を書き換える。
だから、実際に起きていない内容に記憶は書き換えられていく
記憶の誤作動(エラー)には
- 物忘れ
- 不注意
- 妨害
- 混乱
- 暗示
- 書き換え
- つきまとい
の7つがあり、
思い出が美化されるのは「⑥書き換え」のせいで起こっている
う~ん、なにを言っているのかよくわからないわ
というわけで、超簡単に思い出が美化していく様子を、2段階に分けてみていきたいと思います。
元彼美化のメカニズム①記憶の調整
人の脳は今思っている感情に合わせて「悪い事は忘れ、良い事は正当化する」ようにできているんだよ
ポイントは今思っている感情に合わせてというところです。
今思っている感情が「別れたい」ならば
⇒「嫌なこと・喧嘩」を正当化、楽しかったことは些細なことと考える
今思っている感情が「寂しい・寄りを戻したい」ならば
⇒「楽しいこと」を正当化、嫌なこと・喧嘩したのは些細なことと考える
このように、現在の自分の都合に合わせ考えを変えるのが「記憶の調整」です。
確かに、あのときは本当に元彼が許せないって思った。けど今は、別れるほどのことじゃなかったって思ってる…
そしてこのあと、本格的に思い出が美化されていくのです。
元彼美化のメカニズム②「記憶の復習」
※思い出美化=記憶の書き換え
勉強を覚えるとき何度も復習したね。記憶の書き換えも「復習」によるものなんだ
思い出も勉強と同じ、何度も思い出して復習すればより強く記憶されていくのです。
先ほど紹介した「記憶の調整」で正当化された記憶を思い出し「復習」で定着させていくと、
良いことばかりだった。と、記憶が書き換えられていく!
最低と思って別れた彼がいたんだけど、今では笑い話なの。もしかしてこれも…?
それも「書き換え」だね。だって当時は笑えなかったんだから
過去の出来事が変わらなくても、過去に対する感情は変わる。ということですね。
記憶の調整~書き換えまで
<過去>
嫌な思い出+良い思い出
●●●+●●●
↓
<調整・定着>
嫌なことは思い出したくない
○○○+●●●
↓
<書き換え>
嫌なことは思い出さない(忘れる)
○ +●●●
※残るのは良い思い出ばかり
元彼が美化されるのは、調整された記憶が定着「良いことばかり思い出す」というしくみで起こるんだね
でもボクは、嫌なことばかり思い出すよ?
これもメカニズムは同じです。
嫌な思い出も、インパクトが強ければ何度も思い出して復習します。
過去を思い出すときの特徴ですが
- 良い思い出
- 悪い思い出
どちらかを極端に思い出していることがほとんどです。
嫌なことばかり復習すれば、嫌なことをより強く記憶することになりますよ
なるほどね~。でもそうすると、自分の記憶が正しいのか不安になってきちゃったな
あなたの記憶は正しいか?正確に思い出す記録術
元彼を忘れようとするのは「逆効果」
「思い出してはいけない」「忘れなければ」と思えば思うほど、元彼を思い出すので注意です
ダメと言われるほど、やってみたくなる。
誰もが感じると思いますが
- 絶対みるな
- 開けてはいけない
なんて言われたら、気になって仕方ありませんよね。
「カリギュラ効果」と心理学では言いますが、禁止するのはよくないのです。
ですから、
元彼なんて、もう忘れなきゃ!思い出しちゃいけない!
と考えるのは、思い出したくなるので逆効果です。
無理しないで、自然にまかせてみよう♪
しかし、ここで注意点!思い出すなら
- 具体的に
- 正確に
- 思い出を美化しない
これが条件です。
詳しく説明しますね
正確に思い出す記録術①:紙に書く
思い出が美化されていないか、確認作業をします。
よければ紙とペンを用意してくださいね。
なんとなく。ではなく、はっきりと事実確認することで、過去に戻りたいという気持ちを薄れさせていく作業です
ポイントは、その時の状況をきちんと書き出し、良い出来事も悪い出来事も同じように思い出すことです。
正確に思い出してみよう
- どんな状況で
- 何を言われて
- 自分がどう感じたのか
一緒に考えてみてください。
- ギャンブル好き
お金がなくなるといつも私が貸していた - 「給料日には必ず返す」
実際返してくれた - 将来に不安を感じたから別れた
会話はいつも楽しかった
でもね、私は損してないし彼は仕事もしてた。今思えばあの人楽しかったのよね。ヨリを戻したいわ
ここで、記憶の書き換えがないか考えてみてください。
- 本当に楽しい事ばかりだったのか?
- 嫌だった記憶が薄れていないか?
悪いところが、わかっているのに見えなくなくなるのが思い出美化の怖い所です。
「将来が不安」なのは、別れるのに十分すぎる理由だよ
記憶が調整され、今は「将来の不安<現在の寂しさ」に記憶が書き換えられているのがわかると思います。
今思っている感情にあわせて、過去の記憶を書き換えていないか?
紙に書いて記憶を正確に思い出せるようにしておきましょう。
正確に思い出す記録術②:思い出の品から記憶をたどる
思い出の品は捨てないで!大事に取っておきましょう
過去を正確に思い出せないと、記憶が書き換えられてしまいます。
それを防ぐためには、物に頼って記憶をたどるのも有効な方法です。
思い出の品を見て
- 元彼の良い所
- 嫌な思い出
を整理していきましょう。
これ誕生日にもらったネックレス♪喧嘩したときに悪口書いた日記は捨てちゃお~
それダメ!「思い出の品=良い思い出の品」ではありません
良い物だけ取っておき、悪い物を捨てては何の効果もありません。
理由は「元彼を美化することなく、現実を見なければいけない」から。
そのためには、むしろ悪い物を手元に置いておいたほうが、思い出の美化を防ぐことができるでしょう。
元彼と寄りを戻したいあなた、2つの方法で思い出が美化されていないか確認してくださいね!
まとめ:【思い出は美化】記憶が変わるメカニズム
思い出が美化されるしくみは「記憶の書き換え」によるものでした。
過去の思い出は、現在の自分の状況に合わせて受け止め方が変化します。
そして、必要な思い出を調整したあと、何度も思い出すことで定着させ記憶が書き換えられていく。
その結果「思い出が美化」して元彼がよかったと勘違いしまうということでした。
<過去>
嫌な思い出+良い思い出
●●●+●●●
↓
<調整・定着>
嫌なことは思い出したくない
○○○+●●●
↓
<書き換え>
嫌なことは思い出さない(忘れる)
○ +●●●
※残るのは良い思い出ばかり
思い出美化を防ぐ方法は
- 紙に書いて客観視する
- 思い出の品から記憶をたどる
正確に思い出すことで、記憶の書き換えは防げます。
以上!【思い出は美化】記憶が変わるメカニズムでした!
※参考資料
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過去の恋愛を引きずりやすい人は、毎日一言でもいいので日記を試してくださいね♪
ではまたっ!
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