肌の老化はなぜ起こる?今すぐわかる老化のしくみ【サビとコゲ】

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年齢と共に増えるシミやシワ。

冬は服で隠せても、夏になると露出が増え嫌でも目に入ってきます。

見るたびにため息をつきながら、いい歳だから仕方がない。とあきらめてしまっている。

とはいえできる事ならいつまでも綺麗でいたいし、ファンデーションの厚塗りもしたくない。

そんな方に、今回は夏に向けてお肌の老化を防ぐ方法を紹介したいと思います。

予防法だけでなく原因や老化のメカニズムについても紹介しますので、是非最後までお付き合い下さい。

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肌がサビるのはなぜか?老化の原因を突き止めよう

老化の原因は「サビ」と「コゲ」

「肌がサビる」アンチエイジングなどで良く聞く言葉ですが、これは肌の酸化反応をさしています。

酸化反応というと難しそうですが、普段の呼吸で吸っている酸素の数%は活性酸素というものに変化します。

その活性酸素が細胞を酸化させる反応を「サビる」と表現しているのですが、この反応は自然に起きるので自分でコントロールすることができません。

これを読んだ人は、じゃあどうにもならないのでは?と思ったかもしれません。しかし老化の原因には「サビ」の他に「コゲ」という現象があるのです。

サビは酸化でしたが、コゲとは肌の糖化反応です。

糖化と名のつくだけあり、この反応には砂糖が関係しています。砂糖は生きるために必要なエネルギーですが、取りすぎれば糖尿病などさまざまな病気を引き起こします。

さらには糖化反応によって作られるAGEs(エージーイーエス)は、肌の酸化反応を促進させることがわかっています。

まとめると老化の原因は砂糖ということ。砂糖をいかに控えるかで老化の進行は変わってくるといえるのです。

甘い物がやめられない人には、こちらの記事をご覧ください。

参考記事【砂糖の依存】甘い物がやめられないのはどうしてなのか

老化の原因が砂糖にあることがわかったところで、次は糖化について詳しくみていきましょう。

糖化反応とは何か~AGEs産生まで~

糖化反応を利用したものはコーヒー、照り焼き、ホットケーキなどのきつね色で「メイラード反応」とも言われています。

きつね色は照りともいい食欲をそそりますが、砂糖のコゲであるため老化に関して言えば避けるべきものでしょう。

下の図をみていただきたいのですが、糖化したタンパク質は時間がたつと AGEs(終末糖化産物)という老化や病気の原因物質に変化します。

AGEsは体内で分解されにくく、年齢と共にどんどん蓄積されていくのです。

<図1>糖化反応(メイラード反応)~AGEs産生のしくみ~砂糖と老化

<図の解説>
①砂糖を食べると細胞(タンパク質)と砂糖が結びつき糖タンパク質になる

●ここで柔らかかったタンパク質は固まってしまう

②糖たんぱく質は体温や紫外線で糖化反応を起こしAGEsになる

●自分の体温や紫外線など、熱が加わることでコゲて茶色くなる

フライパンみたいに高温ならすぐだけど、身体の中ではゆっくりと時間をかけてコゲが進んでいくから若いうちから注意しないとダメってことなんだね!

まとめると年齢を重ねると肌の弾力がなくなる。これは糖タンパクが増え細胞が固まっている状態で、弾力がなくなればシワになるのも当然です。

年齢を重ねるとシミが増える。これも糖タンパク質が時間とともに酸化、糖化しAGEsという茶色い物質に変化し蓄積されたことによるものといえるのです。

糖化反応(メイラード反応)とは、余分に食べた砂糖が細胞のタンパク質と結びついて肌などをを老化させる現象のこと。高血糖で加速。
次はAGEsがお肌以外に与える悪影響をみていきます。

砂糖が身体に悪い理由「AGEs」と老化の関係

AGEsと肌の老化

老化についてのまとめです。さきほどの内容と重複しますので、必要のない方は次の血管まで読みとばして下さい。

ここで伝えておきたいのは「コラーゲン=タンパク質」ということです。

<図1>より
タンパク質は通常ヒモのような形ですが、糖と結びつくとヒモが結ばれ硬くなる架橋(かきょう)という状態を起こします。

水飴をイメージするとわかりやすいと思いますが、ベタベタになって固まります。

肌のコラーゲン(タンパク質)が架橋をおこせば、当然硬くなり肌の弾力は失われます。

いわゆるハリがない、という状態です。ハリがなければシワにもなります。

そして時間がたつと体温や紫外線で茶色く変色。これが肌のくすみ、シミの原因でした。

AGEsと肌の老化まとめ

砂糖摂取

糖タンパク質(硬化)
AGEs産生(茶色)

肌の老化
(しわ、たるみ、シミ、くすみ)

AGEsと血管の老化

人の身体のすべての細胞はタンパク質でできています。ということは、もちろん血管もタンパク質です。

大量に摂取された砂糖は肌だけでなく、タンパク質である血管にも糖化反応を起こします。

タンパク質が糖と結びつくと架橋反応を起こし、硬くなることは理解いただけたと思います。(わからない方は1つ上のブロックへ!)

するとどうなるでしょうか?

血管が硬くなる=動脈硬化です。

さらに硬くなった血管は血圧を上昇させ、心筋梗塞や脳出血などのリスクも高まるのです。

AGEsとその他の臓器

繰り返しますが人の身体のすべての細胞はタンパク質でできています。

老化物質であるAGEsは、肌や血管だけでなく髪や骨、内臓にも影響を与えます。

内臓にAGEsが蓄積されたらどうなるでしょう?

糖尿病だけでなく、肝炎、白内障、骨粗しょう症など様々な病気を引き起こすこともわかっています。

糖化を防ぐ「老化」の予防法

糖の吸収を抑える食品

・ 食物繊維
・ 酢酸
・ クエン酸

上記は糖質の吸収を抑える、血糖値の上昇を抑える食品です。

肉や魚など食事をとる際には、順番として食物繊維の多いものから食べるとよいでしょう。

食物繊維は糖質の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える効果があることがわかっています。

レモン汁など酢の利いたものは糖質の消化吸収を遅らせる効果があるので、普段から多めに摂取するのがよいでしょう。

AGEs生産を抑える食品

ショウガ、シナモン、バジル、黒コショウ(香辛料)、ニンニク、りんご、緑茶、ルイボスティー、プーアール茶、ウーロン茶、カモミールティー

これらはAGEsの含有が少ない食品です。

また血糖値の上昇で生産が促進されるため、低GI食品を食べるのもAGEsを抑えることに繋がります。

低GI食品はこちらです。

そば、玄米、キノコ類、大根、ピーマン、ブロッコリー、ナッツ、ヨーグルト、チーズ、りんご

AGEsを抑える調理法

1. 生よりも→蒸す
2. ゆでるより→煮る
3. 焼くより→揚げる

AGEsは加熱により産生が促進するので、高温で調理したものほどAGEsは多くなります。

つまりAGEsの含まれる量の少ない食事をとるのであれば焼肉よりも牛丼、牛丼よりもしゃぶしゃぶ、それよりもユッケということになるでしょう。

どうしても揚げ物を食べたいときには、レモン汁をかけるなど工夫をすることが大切です。

最後に

砂糖には老化を促進する作用があることがわかりました。とはいえ砂糖は人が生きていくうえで必ず必要な栄養素、摂取しないことは不可能です。

老化は誰にでも訪れ逃れる事はできませんが、老化を遅らせることができるよう、バランスのよい食事やストレスを溜めない生活を心掛け糖分の過剰摂取に気を付けていきましょう。

いつまでも若々しくいる秘訣は、糖分を控えることなのかもしれません。

追記:蓄積されたAGEsを除去できるかもしれません

老化タンパク質は年齢とともに蓄積されていき、予防するしか方法はないと思っていたのですが、HIITという運動によりシミが消える可能性がみえてきました。

参考記事【HIIT】シミを消したい人の運動法!超キツイけど効果あり

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