赤ら顔が直らない…。皮膚科で固形石鹸をすすめられたけど、洗顔フォームとなにが違うのかしら?
こんな人のための記事です。
結論を言ってしまうと
私がオススメするのはチューブに入った石鹸です
石鹸て、チューブに入るの?「固形石鹸」「洗顔フォーム」でも違いがピンとこないのに、第三の選択肢。
もう、何言ってるかわかんない
というあなたに、6年間赤ら顔で悩んでいた私が
- 石鹸と洗顔フォームの違い
- 皮膚科医が石鹸をすすめる理由
- クリーム石鹸の特徴
などを解説していきます。
石鹸と洗顔フォームの違い
石鹸と洗顔フォームは、そもそもの原料から違います。
- 石鹸:天然油脂・脂肪酸
- 洗顔フォーム:天然油脂・石油
洗顔フォームは石油から作られている、というだけで肌に悪そうですよね。
お肌にいいもの!というよりは、悪いものを避けることが大切かな、と
石鹸の原料
石鹸の原料は
- 天然油脂
- 天然油脂が元の脂肪酸
となります。
脂肪酸とは、牛脂・パーム油・米ぬか油などです。
ざっくりいうと、石鹸は「天然の脂とアルカリ剤」を混ぜて固めたもの
具体的には、天然油脂に
- 水酸化ナトリウム
- 水酸化カリウム
など、アルカリ剤を混ぜ合わせたもの。
混ぜ合わせると「ケン化」という反応が起こって、石鹸になります!
使用するアルカリ剤で
- 水酸化ナトリウム→固形石鹸
- 水酸化カリウム→液体石鹸
と、固形になるか液体になるか変わります。
つまり「石鹸=固形」と決まっていないというわけです
石鹸はすべて「弱アルカリ性」で、pHは8.0~11.0になるよう作られています
デメリットは、油がアルカリ性で溶けるので、洗浄力が強く、お肌がつっぱるところです。
洗顔フォームの原料
洗顔フォームの原料は
- 天然油脂
- 石油
となります。
天然油脂には、ココナッツ油・オリーブ油などがあります。
石油は身体に悪そうだけど、100%植物由来の洗顔フォームなら問題ない気がするんだけど…
これが、大きな落とし穴です。
洗顔フォームは濃硫酸を使い、せっかくの天然油脂を自然界には存在しない合成界面活性剤に変えています。
「ケン化」のように自然に起こる変化を、化学薬品で合成したのが洗顔フォーム
洋服にたとえるなら
- 石鹸→シルク100%
- 洗顔フォーム→ポリエステル
というようなイメージです。
天然植物由来と聞くと、さも良さそうですが、合成界面活性剤は化学薬品の塊です。
pHは5.5~6と、お肌に優しい「弱酸性」とうたっていますが、これもpH調整剤を加えているからです
さらに、弱酸性にする本当の理由は、お肌に優しいからではありません。
本当は、防腐剤が効果を発揮するには、弱酸性でないといけないのが理由です。
決して、お肌のためではないので注意!
「弱酸性=お肌に優しい」もNG。水は中性のため、アルカリでも酸性でも、全てのものが中性に変わります
ちなみに、石鹸の「弱アルカリ」には微生物が発生しないので、防腐剤は不要です。
植物由来とか、お肌に優しいなんて言ってたけれど、実際は化学薬品と防腐剤でできていたなんてショック
怖すぎる!皮膚科医が固形石鹸をすすめる理由
①固形石鹸は体内に侵入しないから
石鹸が体内に侵入しないのは当たり前、そう思っていませんか?
洗顔フォームは、皮膚から侵入しますよ!
正確には
- 石鹸:どんなに濃度が高くても皮膚には侵入しない
- 洗顔フォーム:角質層を壊して皮膚に侵入
しています。
毎日洗顔をするのは、皮脂膜の油や汗の汚れを洗い流すため。
「皮脂膜=顔の油」。洗顔で顔がつっぱるのは、皮脂膜がとれているからです。
そのとき石鹸は、汚れのみを落として角質層を傷つけません。
一方、洗顔フォームは化学薬品が角質層を壊し、成分が皮膚の中に入り込んでしまうのです!
詳しくは、こちらを引用させていただきました。
どんな高濃度でも皮膚から侵入しない
合成洗剤の場合、歯磨きによって口から、シャンプーやボディーソープによって頭皮や皮膚から、洗顔クリームやシェービングクリームによって顔の皮膚から、台所洗剤によって手指から直接体内に侵入します。具体的には強力な脱脂力と強い浸透性によって皮脂膜や角層細胞間脂質を破壊し、防腐剤などの有害物質や細菌等の侵入を容易にし、種々の皮膚炎を惹起します。引用:池内皮膚科クリニック「石鹸について」
※惹起(じゃっき)=引き起こすこと
ただでさえ炎症に敏感な「赤ら顔」なのに、細胞を壊されて皮膚炎になったら大変です。
私はこれを知ってから、怖くて合成洗剤(洗顔フォーム)を使わなくなりました
②固形石鹸はすぐに分解肌に残らない
でも、どうして石鹸は角質層を壊さないのかしら?
答え:石鹸は水で薄まると、すぐに洗浄力がなくなるから。
石鹸の洗浄力は強いですが、簡単に洗浄力を失うのが特徴です。
川に流しても、1日ほどで
- 水と
- 二酸化炭素
に分解されます。
これを「究極分解」と呼んでいます。
洗顔フォームである合成界面活性剤は、水ですすいだ後も洗剤のまま、洗浄力は無くなりません!
化学合成された洗顔フォームは、自然分解されにくく、究極分解には数十日かかります。(キャンプ場などで洗剤が禁止されているのはこのためです)
石鹸で洗ったあとに「肌が突っ張る」理由は、石鹸が落ちている(肌に残っていない)証拠です。
そして、洗顔フォームが洗い上がりが潤うのは
合成洗剤に含まれた
- 油分
- 保湿剤
これらが、肌表面に油膜としてずっと残っているのが理由です。
そして残った油膜が角質層を傷つけて、皮膚炎を繰り返す…
「炎症=赤み」だから、赤ら顔の人は洗顔フォームは避けるべき!
それでも私が「固形石鹸」を選ばない理由
医者は石鹸をすすめるのに、病院に固形石鹸がないのはおかしいと思いませんか?
固形石鹸は細菌だらけ
あれ?石鹸には微生物が発生しないから、防腐剤は不要って嘘だったの?
石鹸は腐りません。
ですが、石鹸置きの下に溜まった「石鹸水」は細菌でいっぱいです。
使用した後の石鹸には、皮膚についたアカや、皮脂がついています。
これが溶けた石鹸水は、微生物にとっては栄養ドリンクのようなもの
天然成分で作られているのがアダになり、細菌やダニが繁殖します
医師は石鹸をすすめるのに、病院に固形石鹸が置かれていないのはこのためです。
もちろん防ぐ方法もあり
- 使用後、石鹸の水分をふき取る
- 冷蔵庫に保管
どちらかをすればOKです。
「使う前に石鹸を水洗いすればいい」と思った人もいるでしょう。
しかし、細菌は見えない石鹸の亀裂から、中に入りこんでいるかもしれません。
確実なのは菌を繁殖させないこと、そのためにはきちんとした管理が必須です。
だけど、毎日めんどくさい!それが私が固形石鹸を選ばなかった理由です。そしてたどりついたのは…
保管が簡単な「石鹸」がほしい!
お風呂場に石鹸を置くと、拭いても濡れるし、冷蔵庫に毎回しまうのも面倒
肌に良い物を使いたいのはありますが、面倒なことは継続できません。
いちいち冷蔵庫に入れたくない。でも固形石鹼は管理が面倒…。
洗顔フォームみたいに、石鹸がチューブに入っていればいいのにな
色々探して試したあと、みつけたのは「二十年ほいっぷ」という水酸化カリウムでケン化した「液体石鹸(クリーム)」でした。
当然、お肌のことを考えて
- 防腐剤なし
- アルコール
- 保存料不使用
です。
赤ら顔が気になる、めんどくさいのはイヤだ。
だけど「石鹸を使いたい」「肌に刺激を与えたくない」という人は、ぜひ、使ってみてくださいね。
税別1886円で、ふわふわモコモコの泡を体感してくださいね♪
石鹸を使った正しい洗顔法
洗顔時間は30秒
30秒。これは実際に洗う時間です。
石鹸は洗浄効果が強いので、長く洗う必要はありません
お肌を傷つけないように十分泡立てたあと、やさしく30秒なでるだけで十分です。
実際洗ってみると、30秒は意外に早いので、慣れるまでは心の中で数えながら洗顔します。
泡立てることでお肌を守る
お肌をゴシゴシこするなんて論外。
洗顔とは、いかに力を入れずに汚れを落とせるかにかかっています。
石鹸の泡には
- 肌を守るクッション
- 適正な洗浄力にする
効果があります。
石鹸の洗浄力が一番強いのは「泡立てているとき」。だから十分に泡立ててから使います。
どんなに高価な石鹸を使っても、泡立てずに使えばお肌の負担は避けられません!
洗顔は毎日ですから、いかに簡単に、すばやく泡が立つかも重要なポイントです。
二十年ほいっぷなら泡立てネットも付属しているので、どんな不器用さんでもカンタンに泡立てることができますよ。
はじめて使うとき、感動すること間違いなし!
今わたしが使っている「二十年ほいっぷ」お肌に悩みがある人は石鹸を使って、メリットをたっぷり受け取っちゃいましょう♪
ではまたっ!
※関連記事です