カウンセリングは意味がない?全てが「きれいごと」に聞こえる理由

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  • カウンセラーが答えを決めてくれない
  • 地方ではどのカウンセラーも効果はない
  • 東京までは、遠いからいけない

ある女性がいつも言っていた言葉です。

本当にそうなのでしょうか?わたしには全て言い訳に聞こえてしまいます。

具体的なアドバイスをしないのには、理由があるのですから。

10年前ならちょっと微妙ですが、現在は地方にも腕のいいお医者さんは存在します。

私も心療内科に通った身なので、彼女とは違った角度で考えてみようと思います。

ちなみに心療内科のカウンセリングの話です。

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カウンセリングは意味がない?全てが「きれいごと」に聞こえる理由

 

横顔

カウンセラーが答えを決めてくれない

カウンセラーは「趣味を持て、楽しい事をしろ」っていうけど、そんなのないからウツになるわけで、あったらカウンセリングなんて受けてない。

〇〇をやれってはっきり言えないのは腕が悪んだよ。

カウンセラーは○○をしろとは言わないよ!

本当は「ゲームが好きならオンラインでチャットしなよ」なんて具体的にアドバイスをするほうがよっぽど楽なんです。

でもそのアドバイスでうまくいかなかったら?

  • カウンセラーが言ったから
  • 自分は悪くない
  • 次は何をすればいいかまた聞けばいい
  • 嘘つきだから次に移ろう

こんな考え方になっては困るのです。

その理由は誰かが決めてくれないと、何もできない人になってしまうからです。

自分で決めて自分で解決ができるようにならないと、ずっと誰かの意志で生活をしていかなければなりません。

最悪の場合カウンセラーに依存してしまったり、占いや宗教にはまったり。

具体的な指示をくれるのは占いです。そこを混同しているのでしょう。

誰か、ではなく自分で答えがだせるようにカウンセラーは対応しています。

だからカウンセラーが伝える言葉には、後押ししてくれるような力も薬のような即効性もありません。

人は一度解決法を見つけることができればその経験を生かし、次には同じ失敗をしないように考えることができるのです。

応用力とでも言えばいいのでしょう。それを身につけるためカウンセラーはいるのです。

「きれいごとばかりで解決しない」と言われてしまうのも、そんなことに原因があるのでしょう。

地方ではどのカウンセラーも効果はない

テレビで有名なカウンセラーとかやってるけどさ、あれってみんな東京じゃん。

私も県内で何件も行ったけどこんな田舎にまともなカウンセラーなんていないんだよ。

人を信頼できないなら、どこへ行っても治らないよ

地方にまともなカウンセラーがいない、なんて偏見です。

でも彼女の場合、もしかしたら東京に行けば良くなるのかもしれません。

なぜ?

人は信頼している人からの言葉しか信じないからです。

おしゃべりな人と無口な人、あなたはどちらに秘密を話しますか?

二人とも「絶対に言わない!」と言ってくれていますが、普段おしゃべりな人には話したくないですよね。

いくら言わないといわれても、日頃からおしゃべりな人は信頼することができません。

これと同じようにカウンセラーも、相談者から信頼されなければどんなアドバイスも信じてもらうことはできないのです。

彼女が県内のカウンセラーを何件回ったのかはわかりませんが、テレビに出ている人なら信頼できるというならそれを選ぶのも選択肢の1つです。

「どこ」で治すかより「だれ」と治すのか。

潜入感を持たず、自分が相手を信用できれば田舎だろうと関係ないのです。

東京までは遠いからいけない

ここから東京までは遠いし有名な人は予約とれないし。

結局誰にも私は治せないよ。

行動しないと何も変わらないよ?

彼女は仕事も普通にこなし、ウツ病の診断は受けていないとのことでした。

ただちょっとネガティブでストレスは多いんだろうなぁ。という印象。

悩んでいるだけでは解決しません。

行動を強制することはできませんが、何もしなければずっとそのままということです。

ムダな結果になったとしても、行動に移したほうがはるかに解決は早いでしょう。

カウンセラーが信頼を得るためにしていること

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傾聴・話を良く聞く

とにかく話をよく聞き、そして絶対に相手を否定しない。

「傾聴」とよばれる方法です。

否定されたり真剣に聞いていないことがわかると、それ以上話をしたくなくなりますよね。

その反対に、人にきちんと話を聞いてもらったあとはなんだかスッキリするでしょう。

カウンセラーはどんなときでも、話しを否定せずに聞いてくれる。

間違っている内容の場合も、否定はせずに自分で気付くように誘導します。

相手を肯定し、悩みを共有する存在になることで信頼関係を築いています。

共感・認める

仕事休んじゃったんだ。でも1日だけでしょ?前は必ず3日くらい休んでたよね。その頃に比べたらすごいと思わない?

まずは共感。相手の意見に同意してから、良い部分を見つけて認めてあげる。

仕事を休んだことを気にしている人に対し、1日しか休んでいない。

以前は必ず3日は休んでいたのに、1日で仕事に行けた自分がいかにすごいかを気付かせます。

「休んだ」という視点から「行けた」というポジティブな部分に視点を変えているのです。

これを繰り返すこことで、自分でもポジティブな思考ができるようにしているのです。

バックトラッキング・オウム返し

昨日、ほめられたの

ほめられたの?すごい、どうして?

同じ言葉を繰り返したり、話を要約して伝えることでこの人はきちんと自分の話を聞いてくれているな。

と感じコミュニケーションがとりやすくなるのです。

相手の言葉を使わずに似たような内容で話しすと、ちょっと違うんだよな。ニュアンスが。と違和感を感じるもとになるのです。

カウンセリングにくる人はちょっと人間不信ぎみ?

どうしてこんなことしているの?と思う人もいるかもしれません。

ですがそもそもカウンセリングを受けようとする人は、人間不信ぎみの人が多いと私は思います。

そんな人たちに信頼してもらうには、結構な努力とテクニックが必要ということなのでしょう。

「どうせ」という先入観がある人には、全てがバカバカしく聞こえるでしょう。

「どうせ意味がない」「どうせ田舎だし」まずは先入観を捨ててみることをおすすめします。

最後に

もし先生が、もうそんなことはするなと言ってくれれば、しなくなるのは分かっているんです。

もっと良くなっているはずです。どうして先生が続けてくれないのかわかりません、先生が言うこといつも同じです。

「どうすればいいのか教えるのは自分の役目じゃない」と言うだけです。

でもこうして私が先生の所に通っているのは、助けていただきたいからです。それなのに先生は助けてくれない。

どうしてそんなに冷たいのか理解できません。先生には助けてあげようという気がないみたいだ。

先生が言うことは、いつも自分の心を決めるのは自分ということだけです。だけどそれか私にはできないんです。

この苦しみがわからないんですか?助けてくれないんですか?

精神科医として私は審判を下すようなことはしないように訓練を受けてきたし、また自分でもその訓練を積んできたつもりである。

治療は患者自身が、自分が医者から受け入れられていると考えていない限り、効果が上がらないものである。


文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)
より抜粋

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