【心療内科】意味がない?効果を感じない人の共通点

・カウンセラーが答えを決めてくれない
・地方ではどのカウンセラーも効果はない
・東京までは遠いからいけない

「私の病気はその辺のカウンセラーなんかには治せない」ある女性がいつも言っていた言葉です。

本当にそうなのでしょうか?わたしには全て言い訳に聞こえてしまいます。

15年前ならちょっと微妙ですが現在は地方にも腕のいいお医者さんは存在します。

現に彼女がダメと言っている心療内科で病気が治っている人もいるのですから効果を感じている人もいるはずです。

そこで今回は「心療内科で効果を感じられない人」の共通点と効果を感じられるようになる考え方をお伝えしようと思います。

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心療内科は意味がない?効果を感じない人の共通点

カウンセラーに答えを求めすぎている

カウンセラーは「趣味を持て楽しい事をしろ」っていうけどそんなのないからウツになるわけであったらカウンセリングなんて受けてない。

〇〇をやれってはっきり言えないのは腕が悪いから。

カウンセラーは○○をしろとは言わないよ!

本当は「ゲームが好きならオンラインでチャットしなよ」なんて具体的にアドバイスをするほうがよっぽど楽なんです。

でもそのアドバイスでうまくいかなかったら?

・カウンセラーが言ったから
・自分は悪くない
・次は何をすればいいかまた聞けばいい
・嘘つきだから次に移ろう

こんな考え方になっては困るのです。

理由は誰かが決めてくれないと何もできない人になってしまうからです。

自分で決めて解決できるようにならないと、ずっと誰かの意志で生活をしていかなければなりません。

最悪の場合カウンセラーに依存してしまったり、占いや宗教にはまったり。

具体的な指示をくれるのは占いと宗教。そこを混同してはいけません。

「誰か」ではなく「自分」で答えがだせるようにカウンセラーは対応しているのです。

だからカウンセラーが伝える言葉には後押ししてくれるような力も薬のような即効性もありません。

人は一度解決法を見つけることができればその経験を生かし次には同じ失敗をしないように考えることができるのです。

応用力とでも言うのでしょうか?

それを身につけるためカウンセラーはいるのです。

「きれいごとばかりで解決しない」と言われてしまうのもそんなことに原因があるのかもしれません。

先入観が強すぎて誰も信じていない

テレビで有名なカウンセラーとかやってるけどさ、あれってみんな東京じゃん。

私も県内で何件も行ったけどこんな田舎にまともなカウンセラーなんていないんだよ。

人を信頼できないならどこへ行っても治らないと思うけど

地方にまともなカウンセラーがいないなんて偏見です。

でも彼女の場合、もしかしたら東京に行けば良くなるのかもしれません。

なぜ?

人は信頼している人からの言葉しか信じないからです。

おしゃべりな人と無口な人あなたはどちらに秘密を話しますか?

二人とも「絶対に言わない!」と言ってくれていますが普段おしゃべりな人には話したくないですよね。

いくら言わないといわれても日頃からおしゃべりな人は信頼することができません。

それと同じようにカウンセラーも相談者から信頼されなければどんなアドバイスも信じてもらうことはできないのです。

彼女が県内のカウンセラーを何件回ったのかはわかりませんがテレビに出ている人なら信頼できるというならそれを選ぶのも選択肢の1つです。

「どこ」で治すかより「だれ」と治すのか。

逆に潜入感を持たず相手を信頼することができれば田舎だろうと関係ありません。

特に心療内科はお互いの相性も重要です「テレビに出ている=自分に合っている」とは限らないといえるでしょう。

口先ばかりで行動しない

ここから東京までは遠いし有名な人は予約とれないし。

結局誰にも私は治せないよ。

行動しないと何も変わらないよ?

彼女は仕事も普通にこなしウツ病の診断は受けていないとのことでした。

ただちょっとネガティブでストレスは多いんだろうなぁ。という印象。

悩んでいるだけでは解決しません。

行動を強制することはできませんが何もしなければずっとそのままということです。

傍からみると病気の自分に酔っているだけにも見えてしまいます。

本当に直したい意志があるのならムダな結果になったとしても行動に移したほうがはるかに解決は早いでしょう。

カウンセラーが信頼を得るためにしていること

傾聴・話を良く聞く

とにかく話をよく聞きそして絶対に相手を否定しない。

「傾聴」とよばれる方法です。

否定されたり真剣に聞いていないことがわかるとそれ以上話をしたくなくなりますよね。

その反対に人にきちんと話を聞いてもらったあとはなんだかスッキリするでしょう。

カウンセラーはどんなときでも、話しを否定せずに聞いてくれる。

間違っている内容の場合も否定はせずに自分で気付くように誘導します。

相手を肯定し悩みを共有する存在になることで信頼関係を築いています。

共感・認める

仕事休んじゃったんだ。でも1日だけでしょ?前は必ず3日くらい休んでたよね。その頃に比べたらすごいと思わない?

まずは共感。相手の意見に同意してから良い部分を見つけて認めてあげる。

仕事を休んだことを気にしている人に対し1日しか休んでいない。

以前は必ず3日は休んでいたのに1日で仕事に行けた自分がいかにすごいかを気付かせます。

「休んだ」という視点から「行けた」というポジティブな部分に視点を変えているのです。

これを繰り返すこことで自分でもポジティブな思考ができるようにしているのです。

バックトラッキング・オウム返し

昨日、ほめられたの

ほめられたの?すごい、どうして?

同じ言葉を繰り返したり話を要約して伝えることでこの人はきちんと自分の話を聞いてくれているな。

と感じコミュニケーションがとりやすくなるのです。

相手の言葉を使わずに似たような内容で話しすとちょっと違うんだよな。ニュアンスが。と違和感を感じるもとになるので注意が必要です。

カウンセリングにくる人はちょっと人間不信ぎみ?

どうしてこんなことしているの?と思う人もいるかもしれません。

ですがそもそもカウンセリングを受けようとする人は人間不信の傾向が強いと私は思います。

そんな人たちに信頼してもらうには結構な努力とテクニックが必要になるのです。

「どうせ」という先入観がある人には全てがバカバカしく聞こえるでしょう。

「どうせ意味がない」「どうせ田舎だし」まずは先入観を捨ててみることをおすすめします。

最後に:書籍紹介

もし先生がもうそんなことはするなと言ってくれればしなくなるのは分かっているんです。

もっと良くなっているはずです。どうして先生が続けてくれないのかわかりません、先生が言うこといつも同じです。

「どうすればいいのか教えるのは自分の役目じゃない」と言うだけです。

でもこうして私が先生の所に通っているのは、助けていただきたいからです。

それなのに先生は助けてくれない。

どうしてそんなに冷たいのか理解できません。

先生には助けてあげようという気がないみたいだ。

先生が言うことはいつも自分の心を決めるのは自分ということだけです。

だけどそれか私にはできないんです。

この苦しみがわからないんですか?助けてくれないんですか?

精神科医として私は審判を下すようなことはしないように訓練を受けてきたし、また自分でもその訓練を積んできたつもりである。

治療は患者自身が、自分が医者から受け入れられていると考えていない限り、効果が上がらないものである。

引用:平気でうそをつく人たち

このような事例がたくさん書かれています

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