何度も転職を繰り返すのはツライけど、どこに行っても自分の居場所じゃない気がするの
どの職場も満足できない、自分のどこが問題なんだろう?
こんな人のための記事です。
童話「青い鳥」にちなんで、転職を繰り返す人を青い鳥症候群と呼びます。
ざっくりストーリーを説明すると、
青い鳥を探し回っても手に入れられなくて、あきらめて家に帰ったら自分の家で飼っていた鳥が青かった。というお話です
今まで探した苦労は何だったのか…。
探さなくても自宅に青い鳥がいたのです。
結論を言ってしまうと、
居場所は探さなくても、現在の環境の中にある。ということです
というわけで、この記事では
- 転職を繰り返す人の特徴
- 原因の思考
- 居場所を見つける方法
を解説しようと思います。
転職を繰り返す人の性格特徴
①協調性がない
謙虚さが足りなかったり人に合わせられなかったり、人との距離感をつかむのが苦手で、人間関係を円滑に運ぶことができません。
一見、一人が好きなようにも見えますが
- 自分のリズムを崩す
- 他人の考えに耳を傾ける
- 相手の気持ちを尊重する
ことができないだけ。
一人になりたいわけではないけれど、自分で原因に気付けないので気付くと孤立しています。
カンタンに言うと、集団行動ができません
学校の勉強、スポーツも個人プレーならいいですが、他人にあわせるのをとにかく苦痛に感じます。
②自己評価が高い
どうして職場に馴染めないの?と考えても、でてくる答えは
- 本当の能力が発揮できない
- この業種の人間は性格が悪い
- 社風があわない
と、人のせいにしてばかり。
自己評価は高いので、自分の非を認めることができません。
能力だけで考えれば、私はこんな会社にいるべき人間じゃない。みんなレベルが低くて困るわ…
外面は謙虚でも、心の中ではマウントを取っているのです。
完璧主義も持ち合わせていて
- もっとうまくできるはず
- もっとやれるはず
- 少しのミスも許せない
と、こだわりの強いのもやっかいです。
理想だけは高いので、どこまでやっても満足することはありません
そしてもう無理だ!と限界を感じると「ここではない場所でやり直そう」と会社を辞めてしまうのです。
③承認欲求が強い
自己評価が高いため、頑張って周りにあわせるよりも、そのままの自分を受け入れて欲しいと思っています。
仕事はできたとしても、人間関係を築けないので当然、職場の評価は下がります。
それでも「私はできる人間だ、もっと自分を正当に評価してくれる職場がほかにある」と考えてしまいます。
アイツが褒められて、俺が褒めれられないのはおかしいよ。どうしてちゃんと見てくれないのかな
嫌だと思ったら、我慢できずに突っ走ります。
そうだ!会社を辞めて
- 自分の重要さをわからせよう
- みんなが困るのが楽しい
- 復讐してやる
と、突然いなくなることも。
自分がいなくなった後に認められても、意味がないのでは?と思ってしまいますが、想像だけで楽しく満足できるのです。
承認欲求が強いと、すぐに評価されないのはストレスです。気長に待てれば仕事を辞めなくても済むのにな~
④幸せが怖い、幸福恐怖症
承認欲求が強く、誰よりも認められたいと思っている。
なのに実際、高く評価されると
- こんなにうまくいくはずがない
- 大きなミスして嫌われるかも
- 絶対に評価をさげたくない
と、急に不安に襲われます。
良いことのあとには、絶対悪いことが起きるハズ…。信用を失いたくないわ
すると、職場に居続けることに、恐怖が湧いてくるのです。
幸運が逃げる前に退職してしまえば
- ミスに恐れることはなくなる
- 評価は維持されるし
- 上司に失望されることもない
- 「立つ鳥跡を濁さず」ね!
まさに、良いことずくめ、となる。
せっかく願いが叶ったのに、幸せが怖くて転職…。元も子もないとは、まさにこのことです
転職を繰り返す原因は「依存」
独立、起業する人も増え、転職はめずらしくなくなりました。
とはいえ、30代で2回の転職は多く、3回転職していると採用がかなり厳しくなるといわれています。
親から自立できない大人
金銭面ではなく、精神面で依存している人は青い鳥症候群になりやすい、といわれています。
子どもの頃から、親の喜ぶ行動を取ってきたような人です
「親のために」が当り前の環境にいたため、本人は気付いていないかもしれません。
親への依存行動を具体的に説明すると
- 100点を取ったら親に褒められた
→もっと褒めてもらうために勉強した - 親の希望する大学に入学できた
→親を満足させられてうれしい - 親に怒られるのがこわかった
→反抗期がなかった
などです。
この状態が長く続くと親の希望が「生きる軸」になり、自分の考えをあまり持てなくなってしまいます。
でもさ、親の期待に応えられないときは、どうしていたのかな?
自分で決めて失敗したなら仕方ない、と思えることも、親の期待を裏切ると
- 怒られる
- 愛想をつかされる
- 見捨てられてしまう
と、精神的なダメージが大きくなります。
人によっては攻撃的になったり、ひきこもりになったりすることもあります。
「親が喜ぶ=自分の幸せ」というベクトルでは、少しの失敗でも自分の存在意義はもうないんだと感じてしまいます
就職して環境が変わると、今度は会社から見捨てられてしまうと、不安を感じるようになります。
普通の人の何倍も頑張って
- 上司に認められたい
- 同僚にほめられたい
- 後輩から尊敬されたい
と行動します。
思うような結果がでればいいのですが、上手くいかなかったときには辞める道を選びます。
失敗したときの思考は
- みんなの期待に応えられなかった
- 上司に見捨てられるのではないか
- それならば自分から捨ててやろう
というもの。
無茶苦茶にみえますが、本人は至って真剣です。
親から逃げることはできませんが、会社からは逃げられる。でももう大人、親から見捨てられてもいんじゃない?
依存しない、本当の自分はどこにいる?
青い鳥症候群を抜け出したいなら、誰かの希望ではなく、自分の意思で選択することです。
今まで選択したものが、本当に自分の意志だったのか考えましょう。
もし、職場を選んだ基準が
- 世間体が良い
- 親がすすめたから
ならば、自分の意思ではありません。
「周囲の人が良いと言っているから」「親が喜んでくれるから」は他人軸です。
他人に否定されても不安にならず、「わたしはこれが好き」と言えるのが自分軸
急には難しいという人は、外食のメニューを決めることから始めましょう。
「そんなこと?」と思うかもしれませんが、自分軸のない人は「わたしも同じで」と合わせてしまいがちです。
メニューにある以上、何を選んでも他人が否定することではないのです。
簡単なことから少しずつ、自分で決める癖をつけていきましょう♪
そのほかにも
- 服はどっちの色がいい
- どこの席に座るのか
- 飲み会に行きたいか
など、まずは2択の選択からはじめましょう。
最初から口に出したり、行動する必要はありません。
しばらくは、心の中で「自分の本音は?」問いかけていけばOKです。
一日の変化はちょっとでも、毎日繰り返せば大きな変化に変わります。あきらめずに努力あるのみです!
自分軸で生きると、心が軽くなりますよ♪
ではまたっ!
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