5月病に季節は関係ない!うつ病との違いを比較

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最近会社に行きたくなくて、5月病かもしれないな~

こんなふうに気軽に話していましたが、そもそも5月病とは何なのでしょう?

最近では研修期間が長くなったこともあり6月病とよばれることもあるようです。

5月になったら5月病、6月になったら6月病。

でも結局はうつ病でしょ

結論をいうと、5月病とうつ病は別の病気です。

といっても分けて考えることは少ないと思いますので、今回は5月病とうつ病の違いを比較しながらお伝えしようと思います。

「5月病」とはなにか?

1961年にアメリカの精神科医が報告した内容によれば

五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。

出典: 「五月病」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

就職して学生の頃とはずいぶん環境が変わったけど、雰囲気違いすぎて馴染めない気持ちがそうだってことね

ちなみに5月病は通称で、病院にいくと「適応障害」と診断されます。

わかりずらいので、この記事の中では5月病で統一したいと思います。

5月病の要因は一人暮らしの孤独や新しい人間関係など様々ですが、全てに共通するのはただ1つ。

生活環境の変化にうまく適応できていないということです。

新入社員であれば就職活動、卒業式、はじめての社会人と、短い期間で周りの環境が変化します。

あまりの変化に心が追いつけないまま、ゴールデンウィークを迎えます。

そこで緊張の糸が切れ、一気に気力を失います。

入社前には夢や目標に満ちていたが、現実を見てあまりの違いに落胆した。

就職が目標だった人は、やりたいことが見つからないということもあるでしょう。

ここ数カ月忙しくて思考が止まっていた人も、時間ができたことで深く悩んでしまいます。

大型連休は嬉しいですが、5月病にとっては大敵なのです。

「5月病」と「うつ病」の違いを比較

ここからは症状、原因、治療について比較していきます。

症状比較

5月病の症状

涙がでる、人に会いたくない、眠れない、朝起きられない、めまいがする、おなかが痛い、あせりを感じる、息苦しい、動機

うつ病の症状

無気力になる、決断できない、家から出たくない、肩がこる、疲れやすい、食欲がない、体重が減る

違い、わからなくない?

ほぼ同じ。だから同じ病気と考えてしまうのです。

とはいえ違いはあり、5月病は「これが嫌だ」に比べてうつ病は「すべてが嫌だ」と感じるところです。

感じ方、では曖昧すぎますね、ではどこで見分けるのか?

見分けるポイントは期間です。

症状が2週間以上続いたら、うつ病を疑ってみましょう。

通常の状態なら、2週間もかからず気持ちが切り替えられるのです。

もしうつならば、早めに受診をしてください。
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原因の比較

5月病の原因

「環境の変化」入学、就職、引っ越し、結婚など

だいたい3カ月くらい前までさかのぼると、自分でも思いあたるふしがあるのが特徴です。

原因が明確なためストレスがなくなるとすぐに回復する場合もありますし、長くても半年くらいで元の状態に戻ります。

 うつ病の原因

「脳内物質の減少」原因は不明なことが多い、なりやすい性格傾向はある

うつ病になりやすいのは責任感 が強く、まじめ、几帳面などこだわりの強い性格です。

原因が本人にもわからないから治療は難しくなります。血液検査をすると、幸せを感じる脳内物質のセロトニン、ドーパミンなどが不足しているのがわかります。

実際に血液検査をすることはあんまりないんだけどね

うつ病の脳について知りたい方へ
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治療の比較

5月病の治療

心(ストレス)に原因があるので、薬の治療はあまり行われません

それよりもカウンセリングや友人と気分転換することが、ストレスを減らすことには効果があります。

うつ病の治療

脳内物質の減少に原因があるので、薬がとてもよく効きます

抗うつ薬とよばれる薬の治療が中心です。薬によって不足した脳内物質を補充することが目的です。

5月病からうつ病へ・移行のサインを見逃さない

5月病とうつ病の違い

はじめはストレスの原因がはっきりしていて「これが嫌」と思っています。

しかし2週間以上たち「よくわかんないけどもう、全部どうでもいい」かな。

そう思いはじめた時が、うつ病に移行するサインです。

つまり5月病とは

やばいよ、ウツになっちゃうよ!なったらマジ大変だよ!

と心が教えてくれている状態です。

ですから季節は関係ありませんし、誰だっていつだってなることがあるのです。

うつ病になるといつ回復できるかわかりません。

そうならないためには一体何ができるのでしょう。

頑張らなくても達成できることを目標にする、同じ悩みを抱えてそうな同年代の友人に相談する、体がもたないからと無理して食べなくていい。

あまり無理をしないことが大切です。

良い意味で自分に期待をしなければ、落ち込む機会も少なくなっていくでしょう。

もっと具体的な方法が気になる方には、こちらでも紹介しています。

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