この仕事で最後にしよう。毎回そう思うのに、何度も転職しちゃて…そろそろ落ち着きたいわ…
辞めたいって思ったらトコトン嫌になる。上司に引き止められても結局辞めちゃうんだよね
こんな人のための記事です。
私自身、面接を受けて入社するまでは
- 本当に最後の仕事にしよう
- もう二度と履歴書は書かない
- 面接用のスーツはもう購入しない
- 自分から退職と言うのはやめよう
と、必ず決めていました。
でも、やっぱり、どうしても耐えられない。自分の居場所がみつからない
どうして仕事を続けられないの?
- 毒親に育てられたから?
- ブラック企業だったから?
- 上司が最悪だったから?
最近では、転職して自分にあう職場をみつけるべき。みたいな雰囲気、ありますよね。
ですが、世間では30代で2回の転職は多く、3回転職していると採用がかなり厳しくなるといわれます。
それに10社以上転職して、良い職場がないとなれば、さすがに自分が原因だと認めざるを得なくなります…
転職を繰り返し、なぜ?と考えた結果
- 器用貧乏
- 万能感
この2つが原因だと確信しました。
この記事では、その理由について解説していきます♪
「仕事の頑張り方」間違い2つ
入社してすぐは、気合が入っているので、いつも高く評価されていました。
わたし、頑張ればできる子なんです
白状すると、この仕事で最後にしよう、と気合が入っていたので人の何倍も頑張っていたのです。
- 何を求められているのか
- どの仕事を優先すべきか
- 誰を見習えばいいのか
予習、復習にも余念がありませんでした。
でもこの頃は、毎日が大変でした。無理してたんですね。副作用も、バッチリ出てしまっていました
間違い①無理して頑張りすぎた
「すごく評価が高い」こう感じた途端、私が思ったことは
もう、絶対にミスできない!
でした。
だって、失敗してしまったら、評価が落ちて信頼はガタ落ちです。
でも、「評価を下げない」を中心に仕事するのは、かなりツライ思考法。
- 周りと自分を比較して、ビクビクする
- 誰からも認められる発言をして、一目置かれたい
- わからないことが、聞けなくなる
- とにかく速く仕事を終わらせる
結果として、色々と抱え込みすぎて、ミスしやすい状況になりました。
辛くなっても、今更「わたし、できないんです」とも言えず…
- 実力以上に頑張り
- 成果は出すけど
- 疲れ果ててしまう
といった行動をとっていました。
能力以上に頑張ることは、長続きしないので全くおすすめできません!
間違い②増員を喜べなかった
「仕事の頑張り方」の間違い、2つめは、
人が増えると、他人と比べられちゃうかも…
というところです。
私の場合
- 仕事は評価されていたし
- お客さんからの評価も悪くない
- 誰とでも、それなりに会話できていたし
- お昼を食べるグループもある
だけど、たぶん誰一人「本音」では話していないと感じていました。
所詮、仕事だけ、表面上の付き合いだよね…
だから、同僚を疑っていました
- 本当は誰からも評価されていないのではないか
- 無能なのがバレているかも
まるで脅迫観念のようになりはじめて、かなりストレスが溜まりました。
そんな時に、増員と言われて「わたし、もういらないの?」と被害妄想をしてしまいました…
やっぱり、無能がバレているのかな?自分から辞めたほうがいいのかな?
だって、新人の子は
- 若いから物覚えも早いし
- かわいいし
- 私と2人分の仕事ができるかもしれない
君の仕事量が多いから増員したんだよ
と言われても、信じられず「いらない子」と感じてしまい…
比較されるのが怖かった。元も子もないとは、まさにこのこと。…本当に反省しています
転職理由①「器用貧乏」
色々転職して、どんな仕事でもできるってスゴイよね。俺はこの仕事しかできないな~
そう言われると嬉しくて、転職するたびに
- 上司や同僚に気を使い
- 能力以上に頑張って
いたのは本当です。
だけど、器用貧乏だとスタートダッシュが得意だから、能力を勘違いしてもらえるんです
なにをやっても、最初からそこそこできるため
- すごい子が入ってきたね
- 飲み込みがはやい
- 頭良さそうだよね
なんてことに。
本当は、広く浅くの知識なので、頭でっかちの理屈っぽいヤツでしたw
本当に仕事ができる人は
- ×広く浅く
- 〇深く狭い
知識があるもの。
そういう仕事は、長い経験で身につくものです。
器用貧乏だと最初の成長が早いから、「数年後にはどうなるんだろう?」と期待されるのも当然です。
でもわたし、最初が器用なだけで、ピタッと成長が止まるタイプなんです
結局この器用貧乏が原因で、職場の人を騙しているような気持ちになり、メンタル不調に陥って退職するのがいつものパターンでした。
心理学者のバリー・シュワルツが「選択肢が多ければ多いほど不幸になっていく」と言っています。(選択肢のパラドックス)
つまり、器用貧乏でなんでも選択できるよりも、
俺はこの仕事しかできないな~
と決めている人のほうが幸せということです。
- 器用だから、なんでもできる→嫌なことがあったら転職する
- 不器用だから、ひとつに集中→嫌なことがあっても頑張れる
私は、器用で頑張れる人には、なれませんでした…
転職理由②「万能感」
困難と闘わなければ、絶対に負けることはありません。
挫折が怖い。自分のダメな部分を認められないのが万能感です
ずっと高い評価の自分でいたい。
でも本当は無能なことは、自分が一番よくわかっていて…。
そうだ!仕事を辞めれば、優秀なまま終わらせられる!
そう思っていました。
万能感とは?
心理学者のユングが提唱したもので「永遠の少年」という無意識の心理です。
「永遠の少年」は、成人したイイ大人なのに、心理状態が思春期止まっている人のこと。
精神的に大人になれず、現実を直視できない。理想ばかり語るので、ピーターパン症候群なんて呼ばれたりもします
5歳くらいの子どもなら
- 自分は天才
- 金メダル取れる
- 有名人になれる!
と思うのは普通のことです。
子どもの時代は、挫折も知らず、何をやっても楽しかったですよね。
だけど、大人になってもそのまま。自分は特別な何かだ!と思う人は、ちょっとイタイですよね
自分を過大評価して
- 本当の自分は凄いんだ
- いつかビッグなことができる
- まだ本気を出していないだけ
みたいな気持ちの人です。
「いまさらやるなら!」と、どんどん取り組むべきハードルを上げていく。
なのに、壁に当たると向きあわずに逃げてしまう…
これでは理想の自分からますます遠のいて、自信を失っていくだけです
転職を繰り返さない「思考法」
転職を繰り返す理由が、器用貧乏+ピーターパン症候群の合わせ技ってことはわかったわ。でも、どうしてそうなっちゃうのかしら…?
ここからは、ピーターパン症候群に試してほしい思考法を2つ、実例を交えてご紹介します。
思考①平凡でも価値がある
サラリーマンは、高い評価を受けて、職場で価値があると思われないとダメだと思う
この思考は、子どもの頃に感じた「見捨てられ不安」が原因です。
見捨てられ不安は
- 親との繋がりが不安定
- 時々しか親を頼りにできず
- 母親に突き放される
人がなりやすい、といわれています。
辛い出来事も「誰も助けてくれないのではないか」「このまま見捨てられるのではないか」と常に顔色を伺う性格になるとのこと。
子どもは親がいないと生きていけません。
どうやったら、見捨てられずに大切にしてもらえるのかな?
- なにかすごい結果を出せば
- 価値のある人間になれば
- 親の喜ぶことができれば
そしたら親に振り向いてもらえる。
この思考が繰り返されると「普通=無価値」と思い、平凡なのは悪いこと。
と考えるようになります。
ぶっちゃけ、世の中のほとんどの人が平凡です。特別じゃなくても誰にだって価値はあります!
- 平凡な上司だって
- ダメダメな社員だって
必ず誰かが助けて、仕事が成り立っているはずです。
だからあなたも、ムリして頑張る必要はありません、「普通でいい」と考えていきましょう♪
思考②有能感を手に入れる
万能感を手放して、有能感を手に入れることが大切です。
違いをカンタンに説明すると
- 万能感は「妄想」
- 有能感は「実体験」
となります。
万能感は、不安から起こる感情で
- 本当の自分は凄いんだ
- いつかビッグなことができる
- まだ本気を出していないだけ
と、根拠がなにもありません。
有能感は、自信から生まれる感情で
- 先週初めて契約が取れた
- 昨日も契約が取れた
- 今日も契約が取れるだろう
と、成功体験の積み重ねで身につくものです。
こればかりはいくら本を読んでもムダ。困難から逃げずに戦ったり、自分で問題解決したりしないとわからない感情です。
苦労して手に入れた自信は、そう簡単に揺らぎません
まとめると
- ムリして優秀な振りをせず
- 平凡でも、助けてもらえる価値があることに気付く
- 困難から逃げずに有能感を手に入れる
これが、仕事を続ける秘訣というわけです。
自分が特別でないことを自覚して、周囲に助けてもらいながら、実体験を積み上げるのが◎
なにか1つでも最後までやり通したら、きっと続けられますよ♪
ではまたっ!
※関連記事です