人生を振り返えって「もっと勉強すればよかった」とか「あの時デートに誘えばよかった」「もっと実家に帰っておけばよかった」と後悔することがあると思います。
過去に戻ることはできないくせに「あのとき○○だったら」と悔やみ続けてしまう。
その原因を作っているのが「先延ばし」です。
以前にも先延ばしの記事を書いていてその時は「先延ばしの原因=完璧主義」だと思っていました。
しかしこの本によると先延ばしと完璧主義にはデータの裏付けがないそうなんです。
じゃあどんな人が先延ばしをしちゃうのさ!
というわけで今回は上記の本を元に「先延ばし癖のある人」を3つのタイプに分けて紹介していこうと思います。
先延ばし癖3タイプ!当てはまったら要注意
①未来に期待が持てないタイプ
どうせ失敗すると決めつける
このタイプの特徴
- 頑張ればうまくいく自信がある
- その気になれば成功できると思っている
- どんな障害でも最後は乗り越えられる
営業マンなのにセールスが苦手。
これが終わったら営業に出かけようと思い書類整理やメールチェックを終わらせた。
気が付いたら1日が終わっていたから営業できなかった。
関連記事【どうせ失敗する】努力はダサいからやらない方がいいと思ってた
②課題が退屈でたまらないタイプ
自分のやるべきことに価値を感じない
このタイプの特徴
- 仕事が退屈だと集中力が続かない
- 義務を果たそうとすると気持ちが萎える
- つまらない仕事にはやる気がわかない
食べることは好きだけど皿洗いは楽しくない。
使った皿を洗うのは義務かもしれないが耐えがたい苦痛に感じてしまう。
つまらない事に集中できないから他のことで気分転換をしたらよけいにやる気がなくなった。
③目の前の誘惑に勝てないタイプ
ギリギリまでやる気が出ない
このタイプの特徴
- 目先の楽しいことを優先してしまう
- 楽しい事はすぐやりたい
- 目の前に誘惑があると我慢できない
旅行先のホテルの予約なんていつでもできる。
ホテルを探さなくてはいけないけれどそれよりも服を買いたいし見たい映画もある。
気が付いたら良いホテルは満室になっていた。
最も多い先延ばしのタイプと言われていますが衝動に負けやすいタイプともいうことができるでしょう。
関連記事【衝動買い】がやめられない!直観を疑うクリティカルシンキング練習法
3パターンを紹介してきましたがこのほかにもこんな言い訳をしてる人には要注意です。
「先延ばし癖」の人が決まって口にする言葉
追い込まれた方がいいアイデアが浮かぶ
締め切り間近にならないと手をつけないのだから締め切り直前にアイデアが生まれるのは当たり前のことなのです。
そのためこれを言う人は先延ばしを正当化するために言っているだけなので要注意です。
結局ギリギリで生まれるアイデアは早い段階から取り掛かったものに比べて質も量も劣ります。
テストで見直しをした方が良い点数が取れる経験は誰にもあるでしょう。
「追い込まれた方がよくできる」というのであればテストでわざと20分か30分ハンデをつけてみればよくわかると思います。
思っていたほど大変じゃなかった
だから早くやれって言ったじゃないか!と言いたい
先延ばし克服本の著者リタ・エメットの言葉を借りれば
課題を行うことそのものより課題を行うことへの恐怖心の方が私たちから多くの時間とエネルギーを奪う
これは反すうと呼ばれる思考です。
お皿を洗うのを嫌だなあと思いどうしようか「30秒考えて」先延ばしにした。
しばらくしてからまた思い出してどうしようか「30秒考えて」先延ばしにした。
これを繰り返せば繰り返すほど嫌な気持ちが蓄積されていくのです。
つまり時間が経つほど大変に感じる理由は嫌な気持ちがどんどん増えているからというわけです。
ですから本人にしてみれば本当に大変だと感じているのでしょう。
しかし実際に皿洗いを始めるまでそこに気付けないのが先延ばしをする人なのです。
とはいえ追い込まれた方がいいアイデアが浮かぶというのは半分正解している部分もあるのです。
「追い込まれた方がいい」悔しいけれど半分正解
自分の逃げ道をなくす
歴史では軍隊が自分達の船を奪われないために自らの船を破壊したケースは珍しくありません。
孫子の言葉を借りれば
部隊を逃げ道のない場所に配置すべし。死の恐怖を感じても逃げられないようにするのである。死の覚悟ができていれば何事も成し遂げられる。兵士たちは死力を尽くして戦うはずである。
あえて退路を断つことで勝つ以外に選択肢がないことを兵士に思い知らせたんですね。
恐ろしい・・・
とはいえ先延ばし克服に命をかける必要はありません。
現実的なことならセットした時間にならないと開かないケースにスマホをしまったり、カフェに行ったり。
他のことができない環境に自分を置いて逃げ道をなくせばいいわけです。
今回は特徴をお伝えしましたが「克服法」を知りたい!という方は続きをどうぞ