【反すう思考】やめる技法と未来に活用する方法

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気付いたら子どもの頃の失敗を思い出していた。

家では仕事のことは考えたくないのに気が付くと嫌な奴のことを思い出している。

やめたくても意識すればするほど頭の中をグルグル回って友達に1時間も電話でグチってしまう。

その1時間もっと楽しいことに使えばよかったのに後悔しても時間は取り戻すことはできません。

今回は嫌なことばかり思い出して時間をムダにする反すう思考を食い止める方法と、活用する方法もお伝えしようと思います。

「反すう思考」とは何か?

反芻(はんすう)思考とは
未来への不安や過去の失敗を繰り返し考え続けてしまうこと

まだ起きてもいない未来に対して「失敗するかもしれない」過去に起きたことに対して「あの時は本当に辛かったな」

など未来や過去を考えて今現在が置き去りにされている状態です。

だから1時間も電話でグチって後悔するんだね

人は1日に5万件も考え続けている

脳科学や認知心理の研究によれば、人間は1日に平均で5万件以上のことを考えているそうです。

しかし無意識に考えていることもあり、その大半をすぐに忘れ去ってしまうのです。

つまり、反すうのように嫌なことを意識するかしないかの違いはありますが全ての人間は1日中何かしらの思考をしているといのです。

とはいえ一体何を考えているのでしょうか?

・思い出せない思考の90%は前日に起きたことを思い出していた
・そのうち半分はネガティブな考えだった

24時間=1440分=86400秒

1秒~2秒ごとに何かを考えていると言っても過言ではないでしょう。

無意識の思考・内容は?

少し恥ずかしいですが、実際に私が歯磨き中に考えていたことです。

「今日○○商事さん、連絡するって言ったけど結局電話なかったな。めんどくさいけど明日電話してみよう」

「バイトの○○くん今日は1日感じ悪かったなぁ。何か変なこと言ったかなぁ?」

今日はブログを書こうと意識していましたが普段なら一瞬ですぐに忘れ去ってしまう内容です。

そして後で何を考えていたのかすら思い出せないと思います。

人間の脳は長い時間は考えられない

どうしてすぐに忘れさってしまうのに2秒に1度、5万件もの思考をするのでしょうか?

その理由は私たちの脳が1つの思考を長い時間にわたって考え続けるようにできていないからなのです。

「反すう思考」をやめる技法

不安になる時間と内容を決めておく

人間の脳が1つの思考を長い時間考え続けられないことを利用した方法です。

これはアメリカのペン州立大学で研究したテクニックです。

<方法>

「〇時から×分間は、△について不安になる」と紙に書き、実際にそのスケジュールに従うというものです。

研究ではこの方法でネガティブ思考の量が減りました。

しかしこんな簡単な方法で?なぜなのでしょう?

そうです、1つの思考を長い時間考え続けられないということは?

反すう思考も長い時間考え続けられなかったというわけです。

注意訓練(フォアヘッドタッピング)

無意識に反すうしてしまうのを防ぐ方法です。

ボーッとテレビを見ている時や何も考えなくてもできる作業、歯磨きなどの最中は反すう思考が起こりやすい状態です。

フォアヘッド・タッピングはタフツ大学の心理学者スーザン・ロバーツが編み出した方法で、ネガティブな思考が減ることされています。

<方法>

①5本指を広げて自分のおでこに置く
②5本の指で1秒ごとにおでこを軽く叩く

意識してほしいのは、指の動きと自分のおでこの感覚です。

人間は2つのことを同時に考えられないので、自分の指や感覚に集中している間は反すうができなくなるというわけです。

他の注意訓練も紹介しています

呼吸法・ネーミングウォーク擬音語を使って考える・反対言葉で考える

「反すう思考」をやめて活用する方法

「なぜ?」ではなく「なに?」の思考で考える

以前働いていた会社に、2次会に誘っても毎回全員に断られるかわいそうな課長がいたのを思い出しました。

「なぜこんなに人望がないんだろう飲みに誘っても誰も来ない。なんでだよ!」

これがいつもの反すう思考です。

これの「なぜ」を「なに」に変えてみましょう。

「人望がないのは何なんだ?なにが原因だ!?どうしたらみんな来てくれるんだ」

これが反すうを活用している状態です。

つまり、どうしてだろうと考えても何も変わりませんが、原因は何か考えることで問題は解決できるということです。

ちなみに係長が誘うとみんな2次会に参加します。

その違いを見つけ解決することができたとき反すう思考をやめるどころか困難を乗り越え自信がついているでしょう。

これが反すう思考を活用するテクニックというわけです。

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最後に:反すうは悪いことばかりじゃない

反すうはうまく活用することで自己認識を深めることができる。

自己認識とは
自分のことを正確に理解する力。自分が何者で他人からどう見られていて、何が得意なのを理解する能力のこと
引用:相談相手を選ぶ4つの基準【書籍紹介】insightインサイト 

反すう思考はネガティブな考えに陥りやすいため悪いものだとされています。

しかし「ダメだダメ」だと意識するとさらなる反すうに陥ります。

それよりは自分は何をされたら嫌だと感じるのか、何をされたらうれしいか自己を知るのはあなたの強みになるでしょう。

反すう思考はすぐにやめられるものではありません。

反すうに気付いたときには今回紹介したテクニックを使い少しずつ食い止めながら活用してほしいと思います。

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