- 目標が達成されずに諦めている
- どんなにイメージトレーニングしてもダメだった
- 科学的に達成できる目標の立て方を知りたい
こんな人のための記事です。
以前、私は「引き寄せの法則」を実践していたことがあります。
しかし、全く効果がありませんでした。
なんでだろ~?と思って調べたら面白い研究をみつけたので紹介しますね
2019年ニューヨーク大学では目標達成させるとき、
- 叶えたいと思えば思うほど願いは叶わなくなる
- 「実現したら楽しそう」と思うくらいがちょうどいい
との結論を出しました。
ちなみに、引き寄せの法則では「願いが実現したイメージをして成功を信じることが重要」としています。
真逆のことを言っているのでちょっと笑ってしまいました
というわけで、この記事では「引き寄せの法則うまくいかなかった~」という人のために、本当に願いが叶う方法と、効果的な目標の立て方を紹介したいと思います。
「引き寄せの法則」で願いが叶わない理由
引き寄せの法則とは
自分が成功したイメージを強くすることで、その夢が叶うという法則。宇宙に存在する「意志の力」がすべての成功を引き寄せる。
「引き寄せの法則」はどうやって考案された?
まずは「引き寄せの法則」が何をもとに考えられたのか、根拠を説明します
「引き寄せの法則」は、イェール大学の実験を基にしたとされています。
その実験の内容は、
- 目標が明確になっている人と目標の定まっていない人を集め比較をしたら、その後の成功率に差があった。
- 学生を集めて目標を書いてもらい将来どうなるか10年間追跡調査をしたところ、目標を明確に立てていた学生のほうがいい職業につき、年収や地位も高くなっていた。
この結果から、
- 目標を明確に立てると願いが叶う
- 成功のイメージが大事
となり
イメージトレーニングで年収や地位をあげるビジネスを考えよう♪
こうして「引き寄せの法則」が考えられました。
ところが…。
実は、この実験自体行われておらず全て嘘ということがわかりました。
え~っ。そんなこと言っても本も出しちゃったし今更ウソとか言えないよ~
と、そのまま法則だけが残っているんです。
根拠がないことを実践しても結果がでないのは当然だった
明確なイメージは「挫折」へのカウントダウン
「科学的に正しい」願いを叶える方法
ここでは「引き寄せの法則」と「科学」の違いを説明します
引き寄せの法則で目標を叶える方法は、
- 明確なイメージ
- 叶えるには何かを差し出す
- 期限をきめる
- 目標を毎日声にだして言う
というのが一般的。
一方、科学的に目標を叶える方法は、
- 目標が叶えばいいな~と思う
- 代償はない
- 期限はあったほうがいい
- 目標ではなく今日の行動を考える
科学のほうがなんかゆるい~
言い方は悪いですが、科学のほうがなんとなく適当な感じがします。
これで本当に願いが叶うのかちょっと心配になりますよね…。
そこで、2つを比較できるニューヨーク大学の実験を紹介しようと思います。
2019年ニューヨーク大学での実験
2019年のニューヨーク大学の研究で、6歳~11歳の子どもを306人を対象に行われた実験を紹介します。
実験方法は子どもたちを2つのグループにわけ、それぞれ次の質問をして3年間追跡調査を行いました。
グループ②科学をしながら生きる人生に興味はありますか?
補足すると
①は科学者になりたいか?と自分の存在に焦点をあてた質問
②はこれからの人生でも科学を続けたいか?と自分の行動に焦点をあてた質問
「科学者になる」か「科学にかかわっていたいか」みたいなニュアンスですね
①には「科学者」という明確な目標がある
②には明確な目標はない
これを「引き寄せの法則」「科学」に当てはめると、
- グループ①が引き寄せの法則
- グループ②が科学
と置き換えることができますよね。
①科学者という明確な目標を意識して3年間過ごした子ども
②人生で科学に関わっていたいな~と思って3年間過ごした子ども
それぞれ3年後どうなったのかみていきましょう
「引き寄せVS科学」3年後はどうなった?
どちらの質問をされたグループが願いに近づけたのでしょう?
3年間追跡調査して、全員の科学に対する興味を再度確認した結果がこちら。
↓
3年後このグループの子どもたちは、科学者になる自信を失っていました。
自信を失った理由は、
- 自分は科学者にふさわしいのか
- 科学の才能はあるのか
- 理想とする科学者になれないかもしれない
このような不安からやる気を失ってしまいました。
グループ②の3年後は?
↓
3年後このグループの子どもたちは、科学に対する希望が大きくなりこれからも科学をしながら生きたいと思っていました。
科学を続けたいと思った理由は、
- 好きだからやっている
- 小さな達成が楽しい
- 前に進んでいる感覚
科学者の存在を意識していないから比べる対象もない。
明確な目標がないからこそ、プレッシャーを感じず続けることができました
この実験から「科学者」という明確な存在を目標とするよりも、何をするのか行動に注目したほうがモチベーションを維持できることがわかりました。
補足すると「科学者になる」のは自分の意思で達成するのは難しい。だけど、「科学を続ける」ことは自分の意思だけで達成できる。
能力とは関係なく「科学を続ける」ことができなければ科学者になるのは無理
達成しやすい目標の立て方のコツ
①自分の意志でできることを目標にする
×家に招待してほしい
〇友人を家に招待する
②定期的にできることを目標にする
×運動したい、週に2回海で泳ぐ
〇週に2回、温水プールに行く
③現実的なことを目標にする
×有名な芸能人になる
〇劇団に入る、オーディションを受ける
④具体的なことを目標にする
×自分に自信をつける
〇わからないことは○○さんに聞く
⑤好きなことを目標にする
×壊れた扉を直す
〇友達と遊びに行く
目標が決まったらルールを守る
ルール①批判されても負けない
他人の頑張りをみて、
- そんなのやっても意味ないよ
- お前には無理
- 時間のムダ
こんなことを言ってくる人は必ずいます。
自分のできないことをやっている人が許せない、新しい挑戦を否定する人は一定数存在します。
誰に何を言われても続ける意志がいちばん大事!
ルール②失敗したら、頑張った自分をほめる
思った通りにいかないと、
- もうダメだ~
- 才能ないな
- ダメ人間だ
そんなふうに思ってやる気をなくしてしまうのはルール違反。
こんなときは、
- 今日も頑張っている
- カンタンにできたらつまらない
- 次にできるチャンスをもらった
など、ポジティブに考えましょう。
諦めたらそこで試合終了ですよ
ルール③失敗は次に成功する材料だと考える
失敗したのを隠したい、恥ずかしいし…
こんな人は要注意。失敗したときには、
- どこがダメだったか
- 何を変えればいいか
- どこからやり直すのか
仮説をたてて検証しましょう。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ
まとめ
願いが叶わないのは、目標達成を意識しすぎて自分の行動に焦点があっていないのが原因でした。
やり方を間違えて取り組めば、どんな天才だってうまくいきません。
「うまくいかないな」「思った通りにいかないな」と感じたら、達成しやすい目標の立て方のコツを読み返してくださいね。
というわけで、「願いを叶えるコツは、自分でコントロールできる目標をたてればいい」でした。
真剣に夢を追うのも大切ですが、楽しみながら続けられる人が一番強い♪
ではまたっ!
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