何をやってもうまくいかないの、私はダメ人間ね…
と、自分を責めているあなた。
結論から言うと、役立たずなんて勘違いです!
みんな口を揃えて同じことを言う?
誰かに相談しても
- 大丈夫だよ
- もっと自信もちなよ
なんて聞き飽きた。
「都合のいいことを言って適当にあしらわれているんじゃないかしら?」
そんなあなたに、この記事では自分も役に立っていると感じられる小話を紹介します。
具体的な理由がわかると、心がずいぶん軽くなりますよ
穴のあいた桶/プレム ラワット
昔、ひとりの庭師がいました。彼は、山の上に住んでいました。
毎日、谷の下の川まで降りて天秤棒の両端に水を満たした大きな桶をかけ、それを担いでまた庭がある山の上まで登っていきました。
とても大変な仕事でしたが彼は庭の世話が大好きで、楽しんでいました。
ある日、庭師はいつものように、水をもって山を登っていると足を滑らせ、ひとつの桶に小さな穴ができてしまいました。
それから数か月後のある晴れた日のこと。
庭師が山のふもとで休憩していると水が満杯に入った桶が、穴のあいた桶に向かってこう言いました。
「お前はまったく役に立たないね」
「役に立たないって、どういう意味だ?」
「お前には穴があいている。毎日親方が一生懸命に我々を運んでも、お前のほうの水はこぼれてしまい結局は半分しか運べていない。何の役にも立ってないよ」
役に立っていないと言われ、穴の開いた桶はとても悲しくなりました。
次の日、穴のあいた桶は庭師にこう言いました。
「私はとても悲しいです」
「なぜ悲しいのだ?」
「私には穴があいています。あなたは私に水を満たして運びますが、上につくころには半分なくなっています」
そう聞いて、庭師は言いました。
「それは本当だ。お前には穴があいている。でも、それがどういうことかわかるか?」
「自分に穴があいていることしかわかりません。穴があいていてはダメです。穴がなければ、私も水を一滴も漏らさず上まで運べます」
と桶は答えました。すると庭師は
「お前は、私たちが通る道を見たことがあるか?たくさんの美しい花が咲いているだろう。あれは、お前のおかげなんだよ。
お前に穴を見つけたとき、私は道に花の種をまいた。お前に穴があいているおかげで私が水を運び上げるたびに、花の苗に水をやることができる。
今では、きれいな花が咲き、ミツバチが蜜を求めてやってくる。一帯が見事な花園になっているんだよ」
桶はそう聞いて、とてもうれしい気持ちになりました。
あなたは、あなたのことを知っていますか?
自分のことは自分が一番よくわかっていると思うのは間違いです。
人の数だけ考えがあるのが正解です。
穴のあいた桶は自分を「役立たず」と考えています。
原因は水が満杯に入った桶に、「役に立たない」と言われたから。
しかし庭師は、「花の苗に水をやることができる」と感謝の言葉を伝えます。
- ✕水が入った桶→役立たず
- 〇庭師→水やりができるから感謝
視点が変われば意見も変わります。
だから、必要としてくれる人もいるのに一方的な見方で自分を判断してはいけないのです。
嫌な言葉ばかりを覚えていて、良いことは忘れてしまうなんてもったいない!
そもそも、全ての人に好かれることは、不可能です。
なぜ?「相性の法則」で仲良くなれる人数はだいたい決まっているからです。
仮に10人の人がいたら
- 相性が良いのは2人
- 普通が6人
- 相性が悪いのは2人
となります。
ということは、役に立つ立たないに関わらず文句を言う人は一定数いるということです。
つまり、どの言葉を信じるか
自分にとっての良い言葉・悪い言葉を見極めていくことが必要なのだと思います!
どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか
ではまたっ!
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