給料とかお金の話ってタブーよね。お金が欲しい、なんていったら、がめついとか嫌われそうで誰にも相談できないわ
こんな人、お待たせしました!
もっとお金が欲しい!と思っている日本人は少なくないと思います。
お金の話がタブーとされる日本では、親に給料を聞くだけで怒られますよね。
しかし、ユダヤの家庭では、子どもにお金の教育をすることが普通とされています。
その成果もあって(?)フォーブスが公表する長者番付では、上位400人のうち60人がユダヤ人なんです。
ふ~ん、億万長者の15%がユダヤ人てすごいけど、中国みたいに人口が多いんじゃないの?
ユダヤ人は、世界人口のたった0.25%です。
具体的な人名は
- マーク・ザッカーバーグ(FacebookCEO)
- ラリー・ペイジ(Google創業者)
- スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
といえばわかると思います。
なんか、思ったよりもすごい人達ね…。一体どんな教育を受けていたのか気になるわ
というわけで、今回は、ユダヤ人の教科書「タルムード」より【難破船の3人の乗客】を紹介したいと思います。
「難破船の三人の乗客」
タイトル通り3人でてくるので、自分ならどんな行動をとるか考えながら読んでください!
ある時、船が嵐に遭って難破しました。
流れ着いた無人島は、フルーツがたくさん実る島でした。
船は、その島で修理をしてから出航することになりました。
乗客は3人いました。
1人目の乗客は
いつ修理が終わって船が出てしまうかわからないので「取り残されたら大変だ!」と船から降りませんでした。
嵐で遭難したので何日も空腹続きでしたが、船が出航してしまう心配の方が強く、空腹は我慢することにしたのです。
2人目の乗客は
島には降りたものの、船が見える範囲内でフルーツを食べ、船の修理が終わる様子を見るやいなや大急ぎで船に戻りました。
とても急いだので満腹にはなりませんでしたが、何とか空腹を満たしフルーツで水分補給もできました。
3人目の乗客は
「嵐でこれだけやられたんだ、そう簡単には修理できないだろう」と考え、島の奥地まで入って行き大量のフルーツを入手しました。
奥地まで入ったため既に船は見えませんでしたが「まだ大丈夫だろう」とフルーツを満腹になるまで食べることに専念しました。
そして3人目の乗客は、お腹が満たされ船のあるところまで戻ったのですが、すでに船は出航した後で、無人島に完全に取り残されてしまいました。
◆
◆
◆
船から降りなかった1人目の乗客は、栄養失調と脱水でその後の航海に耐えきれず、最後は船の中で死んでしまいました。
無人島に取り残された乗客も、島から脱出することができず、結局は無人島で死んでしまいました。
「難破船の3人の乗客」が教えるリスク管理とは?
3人の乗客の中で助かったのは、2人目の乗客だけでした。
これは、単に乗客の未来を語った話ではありません!
どこまでのリスクが適正か、答えを伝えるのではなく、子どもに「自分ならどうするか?」と楽しく考えさせるための物語なのです。
1人目のリスク管理
1人目の乗客はリスクを全く取らないタイプでした。
船から降りてしまったら
- 出航に間に合わないかもしれない
- 船の位置を見失ったら迷子になるかもしれない
だから、「船の中で修理を待つのが一番安心」と考えました。
リスクを全くとらなければ、リターンだって得る事はできません。
貯金でお金を管理している人はこのタイプです
行動の結果はさんざんなもので、慎重さがアダとなってチャンスを逃し、船の中で餓死してしまいました。
「船から降りない=お金を稼げない」と考えると、使うだけで全く収入がない状態。
これでは破産するのは当然です。生き延びるには、多少のリスクは絶対に必要になるということです
3人目のリスク管理
3人目の乗客はリスクを取りすぎるタイプでした。
リターンばかりを考えて
- お腹が満たされるまで果実を食べよう
- 船の修理はすぐ終わらないから大丈夫
と、「奥地に入り」無人島に取り残されました。
大きなリターンには、大きなリスクが伴います。
ギャンブルやFXで破産するタイプです
1人目とは反対に、今度は軽率さがアダとなってチャンスを逃し、島に取り残され死んでしまいました。
嵐の日に漁に出て、無事帰ってこられる保証はどこにもありません。
軽率な行動ではいくら命があってもたりません。生き延びるには、安全確認も必要です
2人目の乗客が教える「適正なリスク管理」
慎重でも大胆でもどっちも失敗するなら、一体どうすればいいのかしら?
2人目の乗客は、唯一生き残ることができました。
理由は、リスクとリターンのバランスを考えて行動できたからです。
- リスクは島に降りること
- リターンは食糧を得ること
です。
バランスを考え中間を選択すると
- 島には降りるが、船が見える範囲内にとどまる
- 船の修理が終わったら大急ぎで船に戻る
といった行動になります。
お腹いっぱいにはなりませんが、優先すべきは船に戻ることです。
最小限の食料しか得られなくても、目的を見失わずに生き延びることができました。
お金に例えたら、貯金と投資をしている人です
日本の教育「貯金神話」は崩壊している
お金の話に置き換えた時、ほとんどが1人目の乗客だったと思います。
おさらいすると
- ✕1人目→貯金のみでお金を管理
- 〇2人目→貯金と投資でお金を管理
- ✕3人目→ギャンブルで一攫千金
でしたね。
②以外の人は、もう少しお金について学んでいきましょう。
現在の普通預金は「ノーリスク、ノーリターン」
ギャンブルがダメなのはわかるけど、なんで貯金がダメなのかわからないわ…
現在の普通預金の金利は0.001%です。
これは、100万円を1年間貯金して10円もらえるということですね。(税金がかかるので、実際には8円)
100万円を10年間貯金して100円しかもらえないなら、タンス貯金でも変わりません
メリットは泥棒に入られても取られない、というところ。
とはいえ、ATM手数料を払ったらタンス貯金よりも減ってしまうのも事実です。
「持っているだけでは意味がない、お金に働いてもらうべし」これは、バビロン大富豪の教えでも言われています
「40年前」は普通貯金が正解だった
だけど、お金は銀行に預けておくものだって、みんな言ってるし…
最初に書きましたが、日本ではお金の話はタブーです。
そのせいで、日本人のお金の知識は40年前のまま止まっているのです。
実際、40年前は普通預金でも、十分なリターンが得られました。
1974年では
- 普通預金の金利は3%
- 郵便局の定額貯金の金利は8%
現在の300倍の金利が当り前でした。
今も100万円預けて毎年3万円もらえるなら、預金が最適解だと思います!
ですが、何もしなくてもお金が増える、ノーリスク、ハイリターンの時代は終わりました。
それでも40年前と同様、預金のみで暮らすのは、あまりにも時代錯誤といえるのです。
確かにそうね…今は貯金でお金が増えないなら、他の方法を選択するしかないってことね!
もちろん、ギャンブルやFXの一攫千金はNGです。
いざというときのお金は普通預金にしておいて、使う予定のないお金に働いてもらうのが◎
リスクが低くて、信用できる所でお金に働いてもらいましょう。
具体的には
- NISA
- iDeCo
からはじめるのがオススメです。
この記事が「お金に働いてもらう=資産運用」を学ぶきっかけになればいいと思います!
0円で読みたい!今すぐ読みたい!という方は30日間無料で読めるAmazon Kindle Unlimitedがオススメです。
お金の勉強を頑張って、上手に増やしていきましょう♪
ではまたっ!
※関連記事です