- やりたい仕事につけたのに楽しくない
- 天職ってなんだろう?基準があるの?
- 今の仕事が向いているのかわからない…
こんな人のための記事です。
同じ職場にいるのに「楽しい、天職!」と思える人「辛くて辞めたい」と感じる人の違いはどこにあるのでしょう?
この記事では今の仕事を天職に変える方法や、やりたいことが見つからない人が天職を見つける方法を紹介しようと思います。
仕事がつまらない~。と感じている人はまず天職に変える方法を試してみよう
というわけで、さっそく天職の条件についてみていきましょう。
【天職の見つけ方】やりたい仕事は「なくていい」
ジョージタウン大学でコンピューターサイエンスの研究をしているカル・ニューポートさんは
自分の仕事を「天職!」と思っている人が、仕事の中で
- 自分の意思で行動できる
- 社会の役に立てる
- 人との繋がりを感じられる
- スキルが向上している感覚がある
と感じていることを発表しました。
だけど、それって最初からやりたい仕事だったからでしょ?
そんな声が聞こえてきそうですが、自分の仕事が天職だと思っている人のほとんどが
天職にしたいと思ってなかったけど偶然天職になっただけ~
と答えていたのです。
実際に、辛い仕事やしんどい仕事をしている人でも
- 楽しんでいるうちに気がついたら天職になっていた
- 興味がなかったけれどいつのまにか情熱を持てるようになった
という事実がそこにあるわけです。
反対にやりたいことがあって希望の職種につけた人は
- 楽しくない仕事の割合が多かった
- イメージしていたのと違いだんだん情熱がなくなった
なんて、現実とのギャップに悩まされるハメに…。
だけど楽しくないことは、どんなに頑張っても楽しくない!
私たちが「こんな仕事に就きたいな」「こうなったら幸せだな」と思い描いていることは、いざ辿り着いてみると思いのほか幸せを感じなかったりします。
<天職のポイント>
・仕事を選ぶ理由「何となく」
・だんだん楽しくなって「天職になった」
私は家から近いって理由で選んじゃうけど、案外それでいいのかもしれない
今の仕事を天職に変える4項目
ここでもう一度、さきほどのアンケートをみていきましょう。
天職と感じている人の職場環境は、
- 自分の意思で行動できる
- 社会の役に立てる
- 人との繋がりを感じられる
- スキルが向上している感覚がある
でした。つまりこの1~4のどれか実行できるなら、今の職場を天職に変えられる可能性があるということです。
①自分の意思で行動できる
自分の仕事が天職だと思っている人は、職場でもある程度の自由が認められていると感じていました。
- 自分で考えた新しい方法が試せる
- 仕事の順番を自分で決められる
- 休みなど多少のワガママが許される
当然ですが、自由な環境のほうが仕事への満足感は得られます。
仕事をコントロールできる感覚が持てると、クオリティやレベルはどんどんUPします
新しいことにチャレンジするたび、脳は活性化して楽しみを感じます。
新人だからというだけの理由で企画や提案をすべて却下されるのはつまらないし、絶対マニュアル通りにやらなければいけないのも楽しくありません。
②社会の役に立てる
社会の役に立つとは、スゴイことするという意味ではなく
- その仕事で喜ぶ相手がイメージできる
- 最終的にどう利用されるか知っている
自分の仕事の最終形態がイメージできるかどうかということです
有名なレンガ職人の話ですが「あなたは何をしているのですか?」という質問に
- 職人A:毎日ただレンガを積み上げている
- 職人B:偉大な大聖堂を造っている
と答えました。
職人Bは「祈りを捧げ神の祝福を受ける人」を想像し、自分が社会の役に立っているイメージができていました。
仕事内容は同じでも、職人Aには「つまらない仕事」職人Bには「天職」です。
ほんの少しの考えの違いが、時とともに決定的な差になって別々の道になる…
③人との繋がりを感じられる
人との繋がりとは、
- 職場の人間関係
- 感謝してくれるお客さん
仕事の内容で家族との会話が増えるならそれも人との繋がりです
でもさ、自分の仕事で人と繋がれるとは思えないんだけど…
たとえば毎日朝礼の内容をまとめる、という仕事でも誰の役に立つのか考えることが必要です。
朝礼のスピーチに慣れているあなたにとっては意味のない内容でも、はじめて朝礼をする人にとっては有益な情報です。
私は、かわいい後輩のために♪とか、気になるあの人のために。と思うと急にやる気がでてきます(笑)
繋がりというのは、自分の商品を使ってくれている人でもいいし、仲の良い同僚でもかまいません。
誰かが感謝してくれる姿を想像できることが大切です。
④スキルが向上している感覚がある
難しいゲームがクリアできると急に楽しく感じますが、天職を持っている人はそれを仕事で経験しています。
- 以前より早くできるようになった
- 新しい仕事を任された
- 前よりうまく説明できた
仕事の能力や要領は努力で向上できるので、4項目の中で一番手をつけやすいでしょう。
アドラー心理学でも変えやすい順番は
「自分→関係→環境→相手」と言われているように、
1年前はできなかったことが今は自然とできている。これもスキルが向上した証拠です
一度自信がつけば自分の意思で新しいチャレンジがしやすいですし、成功体験は仕事へのモチベーションに繋がります。
【天職を持つ人】が仕事に満足している理由
これは「仕事の満足度に影響する要因」のアンケート結果1位~5位を抜粋したものです。
「仕事に満足していない理由」
1位:給与額
2位:成長しづらい環境
3位:人間関係の悪さ
4位:仕事におもしろみがない
5位:評価制度
「仕事に満足している理由」
1位:仕事のおもしろさ
2位:人間関係の良さ
3位:休日休暇日数
4位:勤務時間
5位:仕事の裁量度
ここからは、このランキングをみていきたいと思います
人は「給料」では仕事に満足できない
「仕事に満足していない理由」の1位は、予想通り給与額でした
私が意外と感じたことは、給与額は
- 満足していない理由1位なのに
- 満足している理由には入っていない
ということです。(ランキング7位)
つまり、給料が上がっても、仕事には満足できない可能性が高いといえるのです。
仕事に求めるのは「面白さ」と「人間関係」
反対に、2つのランキングに入っていたのは
- 人間関係
- 仕事のおもしろさ
どちらもメンタルに関すること。
つまり、改善すべきは給料面ではありません。
仕事に満足していない人が給料にこだわるのは、仕事がつまらない分せめて給料だけは良くしてほしいという気持ちがあるからです。
お金のためだけに仕事をする人が、楽しいから仕事をしている人にかなうハズがありません…
お金は手段か目的か?
天職を見つけた人にとって、仕事の目的はお金ではありません。
仕事がおもしろいから、ちょとくらい給料が低くてもいいや~
あくまでお金は、生活をするための手段。
一方で天職を見つけられない人は、お金が仕事の目的になっているのです。
この仕事量に対して給料安くない?
- もっとお金がほしい
- 給料が上がれば頑張る
- 給料が安いから転職しよう
そこに具体的なものはなく、ただ漠然とお金を求めているだけです。
今の仕事を天職に変える方法を試さないまま、給料のいい会社に転職しても同じことを繰り返すと思います
- やりたい仕事につけたのに楽しくない
- 今の仕事が向いているのかわからない…
と悩んでいる方。
一度給料のことは忘れて、今回紹介した4項目を満たせるよう行動を変えてみてはどうでしょう?
もしかしたら、今の仕事が天職と思える日がくるかもしれません。
❶ 自分の意思で行動できる
❷ 社会の役に立てる
❸ 人との繋がりを感じられる
❹スキルが向上する
頑張っていたらきっといいコトありますよ♪
ではまたっ!
参考:「あなたが望む仕事につけない本当の理由」Mentalist DaiGo Official Blog
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