- フォローしてもらっているのに自分が原因と気付かない
- ミスを指摘をしても「絶対私じゃありません」と認めない
- なぜか、自分は仕事ができると勘違いしている
開き直っているのではなく、本気で言っているから困ってしまう・・・。
こんな同僚に困っているあなた、お待たせしました!
仕事ができないのに自信過剰。
そんな人が私の職場にいました。
彼らの特徴は、簡単な仕事しかしていないのに自分は優秀だと思い込んでいることでした。
しかし、なぜそんな「奇跡的な勘違い」ができるのでしょう?
この記事では
- 仕事ができないのに自信満々になる原因
- 仕事ができないことに気付いてもらう方法
- 仕事ができる人との違い
などを、お伝えしようと思います。
私自身の体験談なので、同じ疑問を持つ人の参考になると思います♪
「仕事ができない人ほど」自信過剰になる理由
理由①能力の低い人ほど、自分を過大評価する
- 能力が低い人:自分の能力を過大評価する
- 能力が高い人:自分を過小評価する
これは「ダニング=クルーガー」といわれる心理効果の説明です。
簡単に説明すると、
能力の低い人は「自分の能力不足に気付かないから、仕事ができると勘違いする」というものです。
例えるならば、自分で水をこぼしたのに、
あれ、水こぼれてる~誰がやったの?
と全く気付いていない状態です。
いや、キミがこぼしたでしょ
と言っても、気付いてないので
絶対、わたしじゃありません!
と自信満々に言えてしまうのです。
悪気がないからタチが悪い・・・
繰り返しになりますが「ダニング=クルーガー」で、能力の高い人が自分を過小評価するのは、
僕なんてまだまだ。先輩に近づきたいからもっと頑張らなきゃ
と自分を客観視して、欠点ばかりをみてしまうからです。
<結論>
「仕事ができない人」ほど自信過剰なのは、低能な自分に気付く能力も低いからである
理由②仕事ができない人の思考「わかった=できている」
仕事のできない人の特徴に
- 周囲にどう思われているか把握できない
- 他人のことは考えない
- 目の前の仕事に没頭
- ペース配分がわからない
などの行動がみられます。
とはいえ、
もう少しわかりやすくまとめて
と注意をすれば、
わかりました!
と素直に聞いてくれますが、仕事ができない人は「わかった=できる」で終わってしまいます。
もし、これが仕事のできる人だったどうでしょう?
仕事ができる人ならば
- どの表現がわかりづらいか
- どんなかんじでまとめるか
- いつまでの期日か
などを確認するでしょう。
しかし、仕事のできない人は
わかりやすく直せばOK♪(私の感覚で)
と、内容がわかっていないのでトンチンカンなことをはじめます。
「わかった」はただの理解。できているのとは違いますよ!
先ほどの水を例に戻ると「水をこぼさないでね」は理解できる。
しかし「水をこぼさない」を実行できないからこぼす。
理解できているので、水がこぼれても「自分ではない」になってしまうのです。
うまく説明できず、スミマセン
まとめるとこんなかんじ
- 仕事のできる人
水をこぼさないで仕事ができる→完璧 - 仕事のできない人
水をこぼしても気が付かない→完璧
頭で理解はできても、行動が伴ないません!
<結論>
仕事のできない人が理解するのは言葉のみ、内容は考えないため結果がでないのである
理由③ミスに気付かないから「落ち込まない」
えっ?
覚えてないから、私じゃないですよ!
キミがやったんだよ。覚えてないって無責任だよ
彼らはミスをしても、開き直っているとしか思えない態度をとることがあります。
覚えてないって、ホントかな?嘘っぽくはないんだよね
見直しもしてないし「気付いてなければ覚えていない」と思いますよ~
どんなに他人が指摘しても、できない人の中では
- 気付かない
- 覚えてない
- やってない
という3段論法が成り立ちます。
当然、本人はミスしていないと思っているので
- 反省することも
- 落ち込むことも
ありません。そして、自信だけがついていき・・・
自信過剰になっていく!こわい~っ
<結論>
「気付かない・覚えてない・やってない」ミスに気付かないから落ち込まない。こうして自信過剰になっていくのである
「仕事ができる人ほど」自分に自信がない理由
理由①能力の高い人は、目指しているレベルが高すぎる
できるのは普通だよ。
問題は、先輩よりも時間がかかってしまうこと
できることはあくまでスタート地点です。
そこから
- 効率がよく
- 質を高める
方法を常に考えているのが、できる人の特徴です。
しかし欠点として、仕事のやり方には答えがなくどんなに努力をしても満足できません。
できない人とは対照的に、全体の流れや他人のことが見えすぎる結果、
「上には上がいる」と自分の能力に納得できません
<結論>
レベルの高い人と自分を比べ「そこまで到達できない自分はダメだ」と自信が持てなくなる
理由②仕事ができる人は常に「最悪を想定」する
学生時代、こんな質問をされたことがありました。
お腹が痛いと言われたら①冷やす?②温める?
答えは「何もしない」でした。
え~。3番目の選択肢ってズルくない?理由を教えて!
理由は、腹痛の原因がわからないからよ
ちなみに、原因別の対処は以下の通り。
- お腹が冷えて痛い→温める
- 盲腸など炎症で痛い→冷やす
- 自分で判断できない→何もしない
判断できないのに間違った対処をすれば、症状は悪化してしまいます。
少し意地悪な質問でしたが、原因がわかるまでは下手なことはしてはいけないということを伝えたかったようでした。
普段の仕事も同じこと。
できる人は、ミスがあったとき原因を突き止め、それに見合った対処法を考えます。
たぶんこうかな?では動きません
- 原因に間違いないか
- 自分に対応できるか
- 応援が必要か
最悪のケースを想像してすると不安になり、どんどん自信がなくなります。
だけどそのおかげで、完璧な対応ができるからやっぱり優秀
<結論>
経験が多ければ多いほど不安は大きくなり、仕事はできるのに自分に自信が持てなくなる現象が起こる
優秀な人ほど、会社を辞めていくとは思いませんか?
「仕事ができない人」と「できる人」考え比較
比較①できない人は「下方比較」
能力の低い人と比べて「自分のほうがましだ」と安心する思考
できない人は、自分よりも仕事のできない人を見て、
- やっぱり私は仕事ができる
- あの人がクビにならないのなら大丈夫
と自分に自信をつけていきます。
全く成長しない、迷惑な存在と感じる人もいるでしょう。
とはいえ、良いこともあるんです
仕事ができない人は自信があるゆえに、
- 常にポジティブ
- 明るい
- ムードメーカー
こんな一面も持ちあわせているのです。
「元気があっていいね」なんて、お客さんから指名があったりするほどです
比較②できる人は「上方比較」
能力の高い人と比べて「自分もああなりたい」と努力する思考
できる人は自分よりも能力の上の人を見て
- すごい人だな
- 自分もああなりたい
と努力をします。
周りからみれば成長していますが、目標が高すぎ自分では満足できません。
会社にとってはありがたい存在ですが、
本人はもっと上と比較しているので
- 卑屈になる
- 自信を持てない
- 神経質になる
ことがあります。
仕事はできるのに、なんだかかわいそう
「仕事ができない人」に気付いてもらう改善法
改善法①360度評価(多面評価)
人事評価の1つを紹介します。
上司や部下同僚など関わりのある多くの人から評価をしてもらい、自分の立場や評価をわかってもらう方法
普段、上司の評価に納得できないことも多々あると思います。
ボーナスの査定とか、上司が違ったらなぁ。って思うよ
ですが360度評価の場合、部下や同僚からも評価されるので、どんな評価でも本人が受け入れやすいのが特徴です。
ちゃんと評価されるなら、もっと仕事がんばろう
あれ?思ったよりも評価が低いわ・・・
このように、社員同士の意識改革をできるのですが・・・。
残念ですが、会社全体が関わるため一般社員が簡単にできることではありません。
そこで!次は一般社員がすぐにできる方法をお伝えしようと思います
改善法②新人に仕事を説明させる
仕事ができない人は完璧と思っているため、自分の足りない部分がわかりません。
それをわかってもらうには新人に説明をさせるのが一番です。
とはいえ、いきなり実践ではこちらも不安が残りますよね。
そこで、まずは
- 新人が来ること
- 説明をしてほしいこと
を伝え、心構えをしてもらいます。
新人に説明?いいですよー、余裕♪
なんでそんなに自信あるかなぁ。こっちが不安になるよ・・・
不安だと本人に伝える必要はないですが、復習を兼ね仕事ができる人から再度説明を受けてもらいます。
あれ?この部分、思ってたのと違ってた
理解の浅い部分に気付いてもらえたら成功です
そのあと人に教えると、自分の復習になるだけでなく「うまく教えられない=理解していない」と自分で気付くことができるのです。
手間はかかりますが、人からどんなに指摘されても自分で気付かなければ意味がありません!
仕事できない人ほど自信過剰:まとめ
今回は、仕事のできない人に対し理由と改善方法をお伝えしてきました。
この記事を読んで「自分は仕事できるけど自信がない!」と感じた人は、能力の低い人のポジティブさを見習ってみるとよいでしょう。
なぜなら、仕事のできない人の中には不思議とお客さんに好かれていたり、なぜだか他社の重要な情報を知っていたりすることがあるからです。
仕事ができないくせに、調子だけいい!
そう思ってしまいそうですが、それは単なるヒガミです。
場合によっては、
- 「仕事ができる人」よりも
- 「機嫌のいい人」
が、その場に必要とされることもあるのです。
- 仕事のできない人には、自分ができない部分に気が付くよう、新人に仕事を説明させてみる
- 仕事ができる人は上ばかり見ず、たまには下を見てポジティブになってみる
この記事で最も伝えたかったのはこれ
イライラせず、たまにはのんびり進んでみるのもいいと思います。
頑張ってたら、きっといいコトありますよ♪
ではまたっ!
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